もののけ姫の皮肉すぎる真実とは?
世界中でジブリ旋風を巻き起こした「 もののけ姫 」ですが、この作品には皮肉としか言いようがない真実が隠されています。
「 そんな馬鹿な! 」と思われるかも知れませんが、その背景をよく考えると皮肉すぎる真実が見えてくるんです……!
■自然破壊がテーマのもののけ姫は税金対策だった!
もののけ姫は、自然とそれを破壊する人間の物語として描かれています。
しかし、そもそももののけ姫の物語が作られた背景には「 税金対策 」というかなり俗物的な問題をはらんでいます。
確かに「 稼いだお金をアニメに使う! 」という姿勢はジブリらしいのですが、資本主義的なことが原因で、もののけ姫を作ることになったということを考えると、結局のところ”お金がすべて ”と言えなくもないですよね?
また、こういったもののけ姫のヒットから、劇場アニメを作る方向に舵をきったスタジオジブリ作品の今後は決して明るいものではないと言うような発言を鈴木プロデューサーがしていることを考えると、もののけ姫のヒットも決して幸福な結果にならなかったということも、有る意味では皮肉と言えるのではないのでしょうか?
■女たちを巡る悲劇
もののけ姫には、タタラ場で働く女たちが登場します。
彼女たちは、人買いから逃れるために、タタラ場で働きます。
もののけ姫の時代は、戦国時代であり人身売買は当たり前のようにありました。
また、その原因は戦が主でした。
さて、ここでタタラ場で作っているものを考えてください。
そう”鉄 ”ですよね?
この鉄は戦争において、絶対に必要なものであり、鉄がなければ戦争をすることもできません。
しかし、彼女たちは鉄を作り続けています。
そう、彼女たちは間接的に戦争に加担し、彼女たちと同じ境遇の女性を増やし続けているのです。
これはある意味残酷な、皮肉としか言いようがないですよね?
■おわりに
宮﨑駿監督は、過去のインタビューで再三「 人間はドブ川にわくユスリカと同じだ 」という発言を繰り返しています。
宮﨑駿監督の作品の多くは、人間のエゴやそれによって起こる災いなどが多く描かれていますが、人間嫌いの宮﨑駿監督が多くの人に愛されているというのも、また皮肉な側面があるのかもしれませんね。
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