大人気過ぎてちょっと変わった苦情が!?『銀魂』の2つの面白こぼれ話!
週刊少年ジャンプで連載されているSFギャグ漫画『銀魂』。
思わず涙を流す人情話、手に汗握るバトルなど、個性的なキャラクター達が織り成す物語が人気の秘密です。
しかし一方で銀魂は、痛烈な風刺、皮肉、下ネタを盛りこみまくった作品でもあります。このエッジの効きすぎた作風の為に方々からクレーム・苦情が来たことも。
そんなアナーキーアニメ作品『銀魂』にまつわるこぼれ話をいくつか紹介します。
■学生に悪影響!?偉人を元にしたキャラクターたち
銀魂の登場人物は日本の歴史上の人、特に幕末の頃に活躍した人たちがモデルになっています。
これはよく知られていることですが、人気が出た事で一つ弊害が生まれてしまいました。それは、モデルの元となった人物と名前がごっちゃになってしまう・・・という事です。
近藤勇を近藤勲、桂小五郎を桂小太郎といった具合に、銀魂のキャラクター名は元となった人物の名前に絶妙な改変を施したものです。
音と字面が似ている為に「歴史のテストで間違えてしまいました!」という苦情が来たと、劇中でネタにしていました。
人気が出た事で生じた意外なトラブルですね。
■これぞ製作会社の力!機動戦士が湧いて出る
アニメ版銀魂を製作している会社は、機動戦士ガンダムなどでお馴染みの『サンライズ』です。
他の漫画やドラマ、映画から苦情が来るほどのパロディを敢行する銀魂。
原作漫画でやったパロディはアニメでも極力再現しますが、どうしても難しい時は、代わりにサンライズ作品のキャラクターが出てきます。
その一例として、フォースの暗黒面に堕ちた人の代わりに赤い彗星が出てきたことも。
そしてサンライズがアニメ製作しているという事を逆手に取り、原作漫画ではどう見てもガンダムを元にした兵器が出てきました。
これを受けアニメ版では、自社作品で有ることを良いことに、その兵器のデザインを「顔をモザイク加工しただけの本物のガンダム」という姿へ凶悪リデザインしました。
その上兵器デザインだけでなく、キャストにガンダム出演者を繰り出し、主題歌まで流す徹底ぶり。
自社の他作品を上手く利用し、銀魂のエピソードを更に盛り上げるのに成功した製作陣の英断と、良い意味での毒気はとても素晴らしいですね。
■おわりに
視聴者からの苦情を受けつつも、放送コードや版権に引っかかるギリギリのラインに挑み続ける銀魂製作陣。
このスタッフたちの努力が有ったからこそ、アニメ版銀魂は多くのファンを得られたのでしょうね。
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