大人の事情で波乱万丈の歴史!「みんなのたあ坊」の4つの波乱トリビア!
みんなのたあ坊は、1984に登場したサンリオでは古参に入るキャラクターで、大きな口を開けた子供と言えば、思いつく人が多数いると思います。
そんなたあ坊ですが、実は設定故に色々と波乱万丈な歴史を辿ったキャラでもあります。
そんな、たあ坊のトリビアを紹介しましょう。
■設定でクレーム問題に!
現在のたあ坊のキャラクターデザインや諸設定は、実はリニューアルされたものであることを知っている人は恐らく少ないと思われます。
1984年当時のたあ坊はもっと口が大きく、眠そうな半目の状態がデフォであり、もの凄く呆けた顔と性格をしていました。
この造詣とそれにまつわる諸設定が障がい者団体から問題視されたことで、たあ坊はバッシングムの嵐を受けることになり、たあ坊は一時期封印キャラになる一歩手前だったそうです。
■映像媒体で知的に変更
上記の出来事は1990年頃に問題となったようで、これと前後してたあ坊の扱いが大幅に変わります。
一番如実だったのは映像関係で、80年代ではのんびり屋さんのたあ坊が、90年に入ると宇宙を股にかける防衛パトロールの一員となって知的に快活に活躍すると言った、ある意味でキャラ設定ガン無視な状態となっています。
この「宇宙防衛隊 たあ坊シリーズ」はOVAとして数年ほど展開されたようで、サンリオ側も必死でたあ坊のイメージ払しょくに努めていたことが伺えます。
■愚者から賢者へ
2000年代に入って半ば干された状態となっていたたあ坊は、リニューアルというデザイン修正を経て、再び陽の目を見ることになります。
サンリオ側も当初の諸設定である原点回帰を希望していたのか、またのんびりしたキャラとなりましたが、再び障がい者団体から目をつけられないよう、たあ坊には「哲人」という側面がつけられました。
これを強調させるべく、たあ坊は世界の著名な哲学の名言や教えなどを分かりやすく解説する「教育者」としてのコラボ商品を多く展開しています。
■手抜きだった選挙公約
2013年にサンリオが行ったキャラクターの総選挙で、たあ坊は10位以内なら真顔で証明写真を撮ると宣言したそうですが、結果は26位で公約は達成されませんでした。
しかしながら、真顔のたあ坊自体は上記の「宇宙防衛隊 たあ坊シリーズ」で普通に見ることが出来ます。
たあ坊のOVAは絶版状態となっているようなので、サンリオ側も意表をつけると思ったのでしょうが、動画が氾濫する現代に於いては見ようと思えば普通にみることができた、手抜き公約だったと言えます。
■おわりに
クレームを受けてしまったキャラを、どうすればクレームを受けることなく人気キャラに復活できるのか?
たあ坊はある意味でこの問題に果敢に挑戦し、見事成功したパイオニアであると言えます。
世の中圧力が強まると萎縮してしまうものですが、たあ坊の成功例を是非とも参考にするとより表現の幅が広がると思います。
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