魔法少女の歴史(1) 1966年~1980年編
魔法少女アニメというと、皆さんは何を連想されますか?
新しい所では、大ヒットとなった『魔法少女まどか☆マギカ』があると思います。
『魔法少女まどか☆マギカ』は大人の男性をターゲットとした深夜アニメで、それまでの魔法少女アニメを逸脱した作品となっています。
皆さんが子供の頃に見た魔法少女アニメはなんですか?魔法少女アニメってどれくらい前からあるんでしょうか?
魔法少女アニメの歴史について調べてみました
■魔法少女アニメの歴史(~1980年)
魔法少女アニメの第一作は、東映動画制作の「魔法使いサリー」(1966年)と言われています。
これ以降東映魔女っ子シリーズとして、1980年まで作り続けられます。
1969年 ひみつのアッコちゃん
1970年 魔法のマコちゃん
1971年 さるとびエッちゃん
1972年 魔法使いチャッピー
1973年 ミラクル少女リミットちゃん
1973年 キューティーハニー
1974年 魔女っ子メグちゃん
1978年 魔女っ子チックル
1979年 花の子ルンルン
1980年 魔法少女ララベル
これらシリーズの中で魔法少女ではないものも実は含まれています。
「さるとびエッちゃん」は、猿飛佐助33代目の子孫ということで、猛スピードで走ったり、怪力だったり、動物と話せたりと言う特殊能力を持った少女で、魔法は使いません。
「ミラクル少女リミットちゃん」はサイボーグ。
「キューティーハニー」はアンドロイドです。
この3作は魔法は使いませんが、「不思議な力を持っている」もしくは「変身する」ということで、東映魔女っ子シリーズの中にカウントされています。
魔法少女には大きく分けて2つの種類があります。
純粋な魔法使いと、人間だけど魔法のアイテムを貰って魔法が使えるようになるという2種類です。
そこには「魔法使いが来て、困った事から助けてくれないかな?」という願望と、
「私がもしも魔法を使えたら」という願望が反映されているようです。
またこの東映魔女っ子シリーズは、勧善懲悪の物語となっていて、魔法の力で悪い人を懲らしめて、人助けをするというのが基本コンセプトとなっています。
また子供向けアニメの為、命にかかわるような犯罪などは無く、小さな町のちょっとした事件を解決するというような内容の物になっていました。
共通点としては、「絶対に魔法が使えることを知られてはいけない」「魔法使いである事を知られてはいけない」というものでした。
もしも誰かにバレてしまったら、「魔法が使えなくなる」「魔法の国に帰らなければならなくなる」というのが条件というのも共通点でした。
少女たちは、変身願望から魔女っ子に憧れ、正体がバレるのではないかとハラハラしながら、毎週楽しみにしていました。
東映動画は、1980年の「魔法少女ララベル」を最後にこのシリーズを作らなくなってしまいました。
でも魔法少女アニメの歴史がこれで終わった訳ではありません。
その後別の制作会社で、新しいジャンルが作られるのです。
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