アニメ制作の裏側(2)~童謡「手のひらを太陽に」の制作秘話!~



「元気100倍アンパンマン!」の決め台詞で有名なアンパンマンは、日本人なら誰でも知っている日本を代表するヒーローですよね。

小さな頃大好きだった人も多いのではないでしょうか?




■やなせたかし先生

アンパンマンの生みの親・やなせたかし先生が、先日永眠なさいました。

享年94歳でしたが、生涯現役で絵本作家・漫画家・イラストレーター・歌手・作詞家と精力的に活動をなさっていらっしゃいました。

やなせ先生というとアンパンマンの原作者ですから、絵本作家というイメージが強いと思いますが、

アニメ・アンパンマンの主題歌をはじめ作品の中で出てくる歌の歌詞のほとんどを、やなせ先生が作詞されているというのを皆さんはご存知でしょうか?

それだけではなく、童謡「手のひらを太陽に」の作詞も手掛けています。


■手のひらを太陽にの制作秘話

信ぴょう性は定かではありませんが、某アニメ関係者に聞いたという知人の話です。

以前、やなせ先生にお会いした際に、「手のひらを太陽に」の制作秘話を伺い、以下の返答を頂いたそうです。

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戦後、漫画家としてデビューしたものの、まったく芽が出ず、悩んで苦しんで自分はもうダメだと絶望した。

ある日無意識にフラフラと庭にあった大きな木の下に立っており、木の枝にロープを掛けようとして上を見上げたら、太陽がまぶしくて思わず手をかざした。

すると手のひらが太陽の光を受けて、真っ赤に見える。

よく見ると真っ赤な血が、痩せたその手のひらにも勢いよく流れているのが透けて見えて、自分はまだこんなにも元気に生きているんだとハッとなり、もう一度がんばろうと強く感じた。

この時の経験から、「手のひらを太陽に」の歌詞が生まれた。
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あの歌の歌詞に、そんな深い思いがあったのか…と、とても感動したそうです。




■後日談

しかし、この話には後日談があるそうです。

やなせ先生の知人の別の方にこの話をした所「あれ?僕の聞いた話と違うぞ?」というのです。

その方が聞いた話では、

「漫画家としてまったく売れず、生活も苦しくどん底にいたとき、寒くても暖をとる金も無くて、夜中に懐中電灯に手をかざして温めながら原稿を書いていると、ふと懐中電灯の光で、暗闇の中自分の手のひらを流れる真っ赤な血が見えて、自分は生きているんだと実感し、がんばろうと思った」

という事だそうです。




■おわりに

どちらの話が本当なのか?

今となってはもう確かめる術がありません。

でも私は、どっちも本当の話のように思います。

やなせ先生が、とても辛い体験をしてそこから立ち直って、「手のひらを太陽に」や「アンパンマン」を生み出したのは事実なのですから。

皆さんもぜひ「手のひらを太陽に」の歌詞を考えながら歌ってみてください。

きっと元気が出ると思います。


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