アンパンマンがバイキンマンを倒しきらない理由とは?



事あるごとにアンパンチでぶっ飛ばされているバイキンマン。

前回はアンパンマンの正義について執筆したが、今回はバイキンマンの存在について考察してみよう。

彼はなぜ生まれて、何のために生きているのだろうか。




■主題歌に込められた意味。

何が君の幸せ?何をして喜ぶ?といった部分はアンパンマンがバイキンマンに歌っているものなのかもしれない。

実際の所、バイキンマンはアンパンマンを打倒することに執着することによって多くの発明を残し、成長を遂げてきた。

アンパンマンの度重なる妨害によって精神性は執着へと変わってしまっているようだが、逆境をバネにして成長する人間の姿がそこに表されているのかもしれない。


■アンパンマンの影

アンパンマンがバイキンマンを倒しきらない理由。

それはバイキンマンがほかならない、アンパンマン自身の影だからではないか?という説も浮上している。

この世に光が生まれた時、同時に影が生まれるように。

この世にアンパンマンが生まれた時、同時にバイキンマンが生まれたのかもしれない。

その秘密は第一話に隠されている。




■アンパンマンは全てを持っている。

仲間、愛、勇気、希望、才能、力。

アンパンマンはすべてのものを持っている。

対してバイキンマンは仲間は少なく、力も非力だ。

全てを持てるアンパンマンと、何も持たないが努力で解決しようとするバイキンマン。

互いの対局にある人生観がよく表されている。


■顔を食べるのは残酷か?

アンパンマンが自分の顔を人に分け与えるというのは、自己犠牲と分け合う精神の象徴ではないかと考えられる。

たしかに自分のことを気にせず、人に分け与えるというのは美徳であろう。

しかし、その結果どうなったか。

アンパンマンの周囲のキャラクターたちはことあるごとにアンパンマンを頼るようになってしまった。

アンパンマンは自らの顔を分け与えることで、彼らから自立する心を奪ってしまう結果にはなっていないだろうか。

だとすれば、それは結果的に残酷な仕打ちかもしれない。




■おわりに

いかがだっただろうか?

アンパンマンの能力は去ることながら、精神性に関する様々な矛盾が見えてきた。

バイキンマンが存在することで、アンパンマンは存在できているのかもしれない。
 

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