るろうに剣心の裏話 あの『 煉獄 』は描くのが大変だから沈められた!?
時は明治初期。
人斬りと言われ恐れられていた緋村抜刀斎が、人を殺した過去を贖罪するために、弱気を助け悪を打つというマンガが「 るろうに剣心 」です。
アニメ化もされ、実写映画化もされたことから、知っている人も多いのでは。
しかも映画化2作目の劇場版『京都大火編』『伝説の最期編』は実写映画の歴史に堂々たる名を刻むほどの良い出来でした。
そんな、るろうに剣心の劇場版とも関係がある裏話を今回はご紹介したいと思います。
■ 実写映画にも登場した戦艦煉獄にモデルが存在した!
実写映画版にも登場した戦艦の『 煉獄 』ですが、実際にモデルとなる戦艦が幾つか存在していたそうです。
その戦艦がモデルかは明言されていないのですが、マンガに登場する砲台なども、細かく取材を重ねて描かれていたらいく、作者である和月先生は当時の資料を読み込むのに大変苦労したのだとか。
当時の資料の文字を解読するのも大変ですが、当時の常識で書かれた本なので、現代人にとってはチンプンカンプンなものも多く時代劇などでも使われている「 アームストロング式 」の砲台は「 安式 」と書かれていたり。
会社の名前も「 克式 」など和名で書かれているので、細かな設定を詰めるために資料を読み込んで調べるのに苦労したのだとか。
緻密な資料の上、マンガでも存在感があった『 煉獄 』は「 描くのが大変だから 」という理由で左之助の炸裂弾に沈められてしまうのでした。
■ 『伝説の最期編』のアクションシーンは和月先生の要望だった!
ファンの間ではマンガ版と実写映画版の戦いの違いに納得していない声もありますが、実は煉獄での志々雄と剣心のラストシーンは小川先生の要望によって実現したんだそうです!
マンガでは「 描くのが大変だから 」という理由であっさりと沈められてしまった煉獄ですが、和月先生要望により煉獄内での戦闘シーンとなったそうです。
マンガ出できなかったからこそ、映画では「煉獄で戦わせてください!」となり実際にあのような格闘シーンになったらしいですよ。
■おわりに
動員数もいい感じに終わり、一応の幕を閉じたるろうに剣心。
まさか、映画のあのシーンにこんな作者さんの思いが込められていたなんて、ちょっとびっくりですよね?
もしも、アナタが改めてるろうに剣心を見返す機会があったら、今回の話を思い出してみてください!
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