これはこわい!災害で露呈したIP電話の弱点!



経費が安く済むことなどで普及が進んでいるIP電話ですが、一方で災害をきっかけにIP電話が持つ弱点もクローズアップされるようになっています。




■インターネットを利用した電話

IP電話とは、電話網の全部か一部をADSLやFTTH(光回線)などといったインターネット回線に置き換えた電話のことです。

日本では、2003年からIP電話に対しての電話番号割り当てがスタートしたことで一般電話網から直接着信を受けることが可能になったこともあり、インターネットのプロバイダ(接続業者)がADSLやFTTHといったインターネットへの接続サービスにおけるオプション、あるいはインターネットへの接続サービスとIP電話のサービスをセットにして提供を行っていることも多くなっています。

IP電話の場合、同一のネットワーク基盤を介したIP電話同士の通話は、事業者にもよるものの無料となっていることが多く、それ以外の加入電話との通話では、遠距離通話や国際通話といった長距離通話だと、通常の電話回線を通じての場合よりも料金が安くなるという特徴があります。

また、企業においても効率化などを目的として、顧客対応といったカスタマー部門の事業所の電話をIP電話に切り替えているケースも見受けられます。




■停電時に使えない

もともとIP電話には、事業者によっては110番や119番といった緊急通報はできないといった問題点がありますが、2014年の冬に発生した大雪は、一部地域でIP電話が持つもっと大きな問題点をクローズアップすることになりました。

2014年12月上旬に西日本を襲った大雪で、町内の8割以上にあたる世帯がIP電話を利用しているという使用徳島県東みよし町では、一時、停電によって電話による安否確認ができなくなるという事態が発生しました。

これは、通常の加入電話においては、電話機から電話線のみ出ているタイプのような、コンセントからの電気の供給が必要でない電話機であれば、電話線そのものが影響を受けない限り通話が可能ですが、IP電話ではその仕組み上、停電となると全く通話が不可能になってしまうことによるものでした。




■おわりに

こういった場合は、予備電源をつないでおくという方法があるわけですが、新しい機器を利用するときは、利点だけでなく欠点も押さえておきたいものです。
 

あわせて読みたい


【スポンサーリンク】