ウサギの視野角は350°?動物たちから見えてる世界を疑似体験!



私達が日頃当たり前のように『見て』いる世界。しかし、それが唯一の世界の『見え方』ではないことをあなたはご存知でしょうか?

視野の広さ(視野角)や見える色調によって様々に変化する、動物たちが見ている世界についてのお話です。




■ヒトの目・イヌの目・ネコの目

例えば、私たちにとって最も身近な存在とも言えるイヌやネコも、見ている世界は人間とはだいぶ違うようです。

人間の目は視力が高く、色彩に敏感な作りとなっています。これは人間が基本的に太陽が上っている日中に行動することと大きく関わっています。

つまり、昼間の明るい時間帯に行動する人間は、陽の光によって物を目で見るということに依存しているということです。

人間と比較して、基本的にイヌやネコの視力は低いことが知られています。

また色彩感覚も、イヌやネコは人間ほど色を見分けることができず、モノトーンに近い見え方をしていると考えられています。(ただしイヌに関しては、犬種によって視力にかなり差があります)

一方で、イヌやネコは人間がほとんど物を見ることのできない夜間でも、わずかな光を頼りに物を見ることが可能です。

イヌやネコの目には、タペタム層と呼ばれる光を反射して増幅するための器官が備わっており、かすかな光でも物を見ることができるのです。

言ってみれば、写真撮影に使うレフ板(光を反射させる板)が目の中に備わっているようなものですね。

人間の目とイヌやネコの目の違いは、その生活の違いにあると言えます。

もともと夜間に狩りをする生活をしていたイヌやネコは、物を目で見ることよりも音や匂い・・・つまり聴覚や嗅覚に依存していました。

だから自然に視力への依存度は低くなり、高い視力を必要とはしなくなった代わりに、夜間の月や星の光しかない世界で物を見るための能力を獲得したわけです。




■動物の視野角を体験できる、面白映像

視力や色彩と共に、動物によって大きく変化するのが視野角(しやかく)=つまり、モノが見える範囲の広さです。

天敵の多い草食動物はいつどこから肉食獣に襲われるとも限りません。そのため、彼らは常時自分の周囲を監視している必要があります。

ですので、草食獣の頭蓋骨は基本的により広い範囲を見通せる構造・・・目が頭部の左右についている形状をしています。

一方肉食獣は、獲物を視界に捉え追跡してこれを捉えなければなりません。ですから、肉食獣の目は頭部の前方についており、獲物を両目で捉えやすい構造になっているのです。

動物の視野を体験できる、面白い映像を紹介します。

ゲームソフトメーカーのマーベラスAQLが、任天堂3DS対応ゲーム『牧場物語つながる新天地』のプロモーションで作成された映像で、犬、羊、鳥、牛、ウサギの、それぞれの見ている視野角を擬似的に体験できるものになっています。

人間の視野角が200°であるのに対して、羊は270°、牛は330°ウサギはなんと350°・・・頭を動かさずにほとんど周囲を見渡せる視野角を持っています。

百聞は一見にしかず・・・実際の映像をご覧ください。






■おわりに

動物の種類によってモノの見え方はずいぶん違うんですね。

頭を動かさずにほとんどが見える草食動物の目が羨ましいと思うのは、筆者だけでしょうか・・・。
 

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