遺伝子でメダリストを選別?ウズベキスタンでこれから開始される衝撃の実験とは?



オリンピックで日本の選手がメダルを獲れば、日本人なら誰でも嬉しく思うことでしょう。

国によっては、オリンピックはただのスポーツの祭典ではなく国の威信を賭けた事業とみなしていることも少なくありません。

ウズベキスタンで、遺伝子テストを用いて将来アスリートとして有望な子どもを探し出す計画が進行しており、今後物議を醸しそうです。




■国家予算を費やして行われる選手強化

オリンピックは対外的に国のイメージを宣伝する恰好の場所として見なされている為か、新興国程メダル獲得への報奨金が高い傾向にあるようです。

国家が選手に支払う最も高額の報奨金は、シンガポールが金メダル獲得者に対して支払う50万ユーロでしょう。ちなみに日本円に換算すると、なんと8450万円。

シンガポールが過去にオリンピックで獲得したメダルは1960年のローマ大会の時、男子重量挙げで獲得した銀メダル一個のみで、それ以降、芳しい成果を上げることが出来ていません。

高額の報奨金を支払ってでもメダルを獲得したいのも、致し方ないことかもしれません。

ロシアはオリンピックの強豪国という印象が強いですが、報奨金の高さもそれに負けず劣らずのハイレベルと言えます。

金メダルに10万ユーロ(約1690万円)、銀メダルには6万ユーロ、銅メダルにも4万ユーロが支払われます。

国からの報奨金以外にも、企業やスポーツ振興基金からの報奨金、自治体からプレゼントされる家や自動車といったものの金額を含めれば、金メダリストの獲得した総額は50万ドル(約5200万円)に達するということです。

先進国の場合、国からの報奨金は総じて低めの傾向にあるようです。

アメリカの場合、金メダリストへの報奨金は2万5000ドル(270万円)、ドイツは1万5000ユーロ(約240万円)。

日本は金メダリストに300万円、銀メダリストで200万、銅メダリストには100万円が支払われます。

ただし日本や先進国の場合、国から支払われる報奨金以外にも各競技の協会や所属する企業、自治体からの報奨金の支払いもありますので、メダリストが獲得する金額は相当の額になることもあります。




■国家規模のプロジェクトで行われる遺伝子テスト

2014年1月、ウズベキスタン共和国生物有機化学研究所の遺伝子研究室長、ルスタム・ムハメドは、子どもたちを遺伝子テストにかけて、アスリートの資質を持つ子どもを選別する計画を発表しました。

同国では既に数年前からアスリートに対する遺伝子研究が行われており、今回の研究で遺伝子とスポーツの才能の関係を究明してくことができると、研究者たちは考えているとのことです。

計画では、子どもたちの血液サンプルを収集、スポーツの才能に関わる遺伝子の変異体の有無を調査し、両親にその子がどんなジャンルのスポーツに向いているかを示唆。

プロジェクトには同国のスポーツ連盟やオリンピック委員会も協力しており、国家規模で優秀なアスリートの選出を目指していく予定です。

しかし遺伝子で選手を選別するという行為は国際オリンピック委員会から禁止されてはいませんが、倫理面において多分の問題を含んでおり、今後さまざまな論争を招くであろうことは必至と言えます。

また、現在の遺伝子研究のレベルでは、実質的にアスリートの選別を行うことは困難であるという意見もあります。

この計画は2015年から開始されるということです。




■おわりに

本当に遺伝子だけでスポーツの才能の有無を選別できるものなのでしょうか?

少々疑問を感じます。
 

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