スポンサーの意向で大幅な変更が!?初代ガンダムの誕生ストーリー!



1979年の放送以来、今でも絶大な人気を誇るガンダムシリーズは、戦争を題材としたリアルロボットアニメの金字塔として語り継がれる伝説的作品です。

しかし、スタッフ陣の当初の構想と、実際に放送された内容は大分異なっていたようです。

スタッフが最初に考えた、まさしく「ファースト」なガンダムの構想とはどの様なものだったのでしょうか。

そんな『機動戦士ガンダム』の設定にまつわるエピソードです。




■動かないガンダム。スポンサー的にはNG!

熱心なファンでなくても有名なガンダム第1話。戦争に巻き込まれた主人公・アムロが、マニュアル片手にガンダムへ初めて搭乗する回ですね。

アムロは初めてながらもガンダムを動かし、見事に敵モビルスーツを撃破しました。

しかしこれはスポンサーからの意見をとりいれての事で、監督の意向ではガンダムを実際に放送した第1話のレベルまで動かすつもりはなかったそうです。

あまりガンダムを動かさない展開は「初めて乗ったアムロがいきなりガンダムを見事に動かせる筈がない」というもっともな監督の考えによるものでした。

しかし、スポンサーからは「主役が活躍しなくてどうする」という、これまたもっともな意見が出てきたことで、初めてながらガンダムを操り敵を倒す・・・という流れに。

すると今度は、じゃあなんでいきなり動かせたんだ?という事になるので、ニュータイプという概念が産み出されました。

アムロは進んだ人類であるニュータイプだからガンダムをすぐに動かせたんだ、と説明付けた訳です。

実は後付け設定だったニュータイプですが、宇宙に進出した新しい人類、人間の可能性といった、ガンダムシリーズの壮大なテーマにまで成長すると、誰が予想できたでしょうか。




■ガンダムは2メートルの戦士だった?

初代ガンダムの大きさは18メートル。ファンならよく知っている設定です。

しかし、本当は2メートル位にする筈だったそうです。

今作品に登場する兵器・モビルスーツは本来、兵士が着込む強化服という設定だったのです。リアリティある戦争を描く為に、実際の人間のサイズにまで合わせた訳です。

監督たちが参考にしたとされる外国のSF小説の設定をもとに、モビルスーツという概念を作り上げ、その大きさは参考元と同じ位の2メートル程度と設定されていました。

しかし、スポンサーとの話し合いの時にロボットが2メートルではインパクトにかける!これまでと同じで30~50メートル位に出来ないか?と意見が。

そこで折衷案として、劇中に出てくるモビルスーツのサイズは20メートル前後に落ち着きました。

もしかすると、機動戦士ガンダムはロボットアニメよりも変身ヒーロー的要素の強い作品になっていたかも知れません。

等身大のガンダムたちが魅せる闘いも見てみたかったですね。




■おわりに

この様に、当初からの構想とは異なった形で世に送りだされたガンダム。

今日までの人気も、創成期の労苦が有ればこそ、ですね。
 

あわせて読みたい


【スポンサーリンク】