環境破壊の原因!あらいぐまラスカルのビックリトリビア



あらいぐまラスカルは、世界名作劇場の第3段として製作されました。

愛らしいラスカルの描写に火がついて、日本全国でアライグマブームを作りだした作品でもあります。

そんな本作のトリビアをご紹介しましょう。




■異色作

あらいぐまラスカルは、他の名作劇場の作品群と異なった点を数多くもっています。

例えば、原作は唯一の原作者の自伝であり、第1次世界大戦中のアメリカ。ウィスコンシン州で起こった事実に基づいて描かれていたり、原作者が男性であるため、名作劇場で唯一、男性の声優が主役を務めたりしています。

もっともアニメにおいては、子供向け番組であることを考慮して、戦争描写の時代背景要素などはバッサリ排除しているので、のどかなアメリカ山村のお話になっていたり、色々オリジナルな改変がなされています。


■ラスカルはレッサーパンダ?

初放送から数十年を経過していても、キャラクター関連で莫大な売り上げを叩きだしているラスカルですが、実は本家のアライグマとはまったく似ていません。

実はあらいぐまラスカルが製作されるに当たってパイロット版が制作されたのですが、この時はラスカルも目の周りが黒い普通のアライグマでした。

ところが「このまま成長すると顔がこわくなる」という意見がスタッフ間に蔓延し、目の周りは白くされ、あのレッサーパンダみたいな生物学上は奇妙なデザインになったのだそうです。




■声優蒼白、喋らないラスカル

ラスカルの声は、アライグマの声の使い回しではなく本職の声優さんが演じています。

ラスカルの声優は、ドラゴンボールの悟空や初期のゲゲゲの鬼太郎など有名処を多数演じていますが、ラスカルを演じる際には声優生命の危機に直面したそうです。

というのも、オーディションを受けて役を勝ち取ったにも関わらず、ラスカルの元ネタのアライグマがほとんど鳴かないため、演じ方が分からず途方に暮れたのだそうです。

結局TBSで放送された動物番組を運良く視聴して、やっと演じ方を把握できたそうで、ラスカルは役者泣かせだったようです。


■環境破壊を起こしたあらいぐまラスカル

あらいぐまラスカルは、日本全国にアライグマブームを巻き越しましたが、同時にアライグマの食害や狂犬病の媒介など、負の側面の社会現象をも引き起こし、功罪による賛否が激しく分かれています。

特に、ラストの主人公のラスカルに対する甘い処置(山奥に放獣する)を倣って、飼えなくなったアライグマを山に捨てる視聴者たちが後を絶たなかったのだそうです。

今も昔も、アニメは時として社会に一定の影響を与える、一つの側面と言えるでしょう。




■おわりに

ラスカルの原作者は意外なことに漫画規制派だったそうです。

作者の死後3年にラスカルは制作されていますので、仮に作者が存命であったならすんなり制作出来たか微妙な所があります。

しかしながら制作されなければ、今日のアライグマの食害被害は発生しなかったわけで、運命の悪戯を感じずにはいられません。
 

あわせて読みたい


【スポンサーリンク】