世界名作劇場初の男目線作品!トム・ソーヤーの冒険の4つのトリビア



トム・ソーヤーの冒険は、世界名作劇場の第6作目として製作されたアニメーション作品です。

原作において、アメリカ先住民に対する差別的表現を、アニメにおいても比較的忠実に再現していることから、今日ではあまり広報されない作品ですが、そんなトム・ソーヤーの冒険のトリビアをいくつか紹介しましょう。




■主人公よりその友達の方が人気

トム・ソーヤーの冒険を語る上で外せないのが、主人公トムの相棒的存在であるハックルベリー・フィンです。

放送当時は、主人公差し置いて子供たちに人気があり、原作でも彼を主人公としたスピン・オフが後年作られたほどです。

ちなみにハックルベリー・フィンを主役としたアニメが、実は名作劇場と同じフジテレビ系列で、「母を訪ねて三千里」と同時期に放送されたことがあるのですが、その時のハックルベリーの声を演じた声優は、本作のトム・ソーヤーの声優と同じなのです。


■原作者の家系は名作劇場一家

トム・ソーヤーの冒険を執筆したのは、ヘミングウェイも絶賛したアメリカの文豪マーク・トウェインですが、実は彼の家系はもう一人、世界名作劇場の原作者を生みだしています。

それが、名作劇場16作目の「私のあしながおじさん」の原作者であるジーン・ウェブスターであり、彼女はマーク・トウェインの姪の娘にあたります。

このように、マーク・トウェインの家系の著作は、偶然にも2回ほど世界名作劇場の原作に選ばれているのです。




■喫煙ネタはNGだが、恋愛ネタは推奨

トム・ソーヤーの冒険は、子供向けということで原作にはないオリジナル設定があちこちに見られます。

何しろ100年以上も前の作品ですので、例えば主人公が当たり前のように喫煙していたりするのですが、流石に現代ではNGなので喫煙描写は微塵もありません。

しかしながら恋愛要素は忠実どころか盛っており、主人公が幼女のエミーと婚約したり、それをベッキーにばれて三角関係に陥るのは原作に忠実。

更には原作では浮いた噂がないハックルベリー・フィンに、ミゼットというオリジナルキャラを突っ込んで恋愛させるなどしています。


■名作劇場最短時系列アニメ

トム・ソーヤーの冒険は、夏休み直前から夏休み終了までの三か月の物語で、名作劇場シリーズ内では時系列が最短の部類に入ります。

たった三ヶ月の間に埋蔵金発掘や殺人事件、気球不時着などの逸話が発生するなど、某名探偵少年の周辺並みの事件発生率ですが、少年の多感さを表現した詰め込みようとも受け取れます。

ちなみ最終話は、財宝を発掘して金持ちになったにも拘らず、デキの悪い生徒としてトムとハックが、新任女性教師にムチでしばかれて終わるという、タイトル通りの格好わるい終わり方になっています。




■おわりに

トム・ソーヤーの冒険が今日ウケが悪い理由の一つに、男の子目線の作風であるために、腐女子たちからのウケが悪いというものがあります。

実際、トム・ソーヤーの冒険の関連サイトは、他の名作劇場に比べて皆無に等しい状況です。

世の中、女性人気が栄枯盛衰の決め手のようですね。
 

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