ポコペン?ペコポン?ケロロ軍曹の深~いトリビア



カエルに良く似た宇宙人が地球侵略を目論むというギャグアニメといえば、何を思い浮かべますか?

2004年から2011年まで放送されたTVアニメ「ケロロ軍曹」は、テレビ東京開局40周年記念作品でもあります。

色々なアニメや漫画のパロディがたくさん登場する事などから、アニメファンの支持を多く集めた作品でした。

また2005年に放送されたドラマ「電車男」にて、たくさんケロロ軍曹のキャラクター商品が登場した事から、アニメファンだけではなく、一般視聴者にも幅広く知られることとなりました。

この「ケロロ軍曹」についてのトリビアを、少しばかり深く掘り下げてみたいと思います。




■原作とアニメの違いが実に深い訳

「ケロロ軍曹」は、『月刊少年エース』に連載中の同名漫画が原作で、アニメ化にあたり、もっとも大きく改変された部分があります。

それは地球侵略に来た主人公ケロロ軍曹たちケロン人が、地球の事を彼らの星の言葉で「ペコポン」と呼んでいます。

これは原作では「ポコペン」だったものを、アニメで「ペコポン」と名前が変わっているのです。

変わった理由については、原作で使われている「ポコペン」という言葉が「差別用語」である為、「放送禁止用語」として、アニメでは使う事が出来なかったからなのです。

「差別用語」「放送禁止用語」というと、どういう意味なのかが気になる所です。実はこれ、日本の歴史において、現代の私たちが知っておくべき事実でもあるので、紹介したいと思います。

「ポコペン」とは、「取るに足らない」、「くだらない」、「だめだめ」、「だめ」などを指す日本語の俗語です。清朝時代の中国語の「不?本」(元値に足らずの意)が語源だと言われています。

なぜその中国語が差別用語になってしまったのでしょう?

昔、日中戦争という戦争がありました。その際中国大陸に出征した日本兵が中国人を「役立たず」の意味で蔑称として呼んでいたのが始まりと言われています。

ただこの説については、定かな証拠はなく、戦時中も元の意味のように「損をする、割に合わない」との意味で使われていたとして、中国人を侮蔑するような差別語であるという見解に疑問であるとする説もあります。

ただ放送禁止用語、差別用語として、隠してしまうのではなく、「なぜ差別用語なのか?」という意味について、歴史を知る上でも真摯に向き合うべきではないかと思います。

地球侵略に来たケロロ軍曹が、地球人を自分達ケロン星人よりも格下と見て「ポコペン」と呼んだのか(そういう意味で付けたのか)は分かりませんが、差別的な意味ではないと思いたいですね




■昔の子供の遊びかも?

ポコペンにまつわる歴史的な話を書きましたが、実は「ポコペン」には別の意味もありました。

昔の子供たちの遊びに「ポコペン」という通称の遊びがあったのです。

「ポコペン遊び」は屋外でやる遊びで、「缶けり」や「鬼ごっこ」などに似ている遊びです。

地方によって、ルールは様々だったりしますが、「ぽこぺん、ぽこぺん、だーれが最初につっついたか、ぽこぺん」などと囃して遊んでいたようです。

その「ポコペン」という通称が、何を由来して付けられたのかは分かりません。前述の日中戦争とか、中国の言葉とは関係が無いようです。

一説には、不二家の「ぺこちゃん、ぽこちゃん」から由来しているのではないか?とも言われていますが、これも定かではありません。




■おわりに

「ケロロ軍曹」は色々なパロディが出てくるギャグアニメです。そのジャンルは、漫画やアニメに留まらず、かなりマニアックなものまであります。

ミリタリーマニアも「おお」と唸るようなマニアックな言葉として、「ポコペン」を使ったのかもしれませんね。

アニメでは「ペコポン」・・・意味はありませんが、これもまたある種「原作のパロディ」と言っていいかもしれません。
 

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