声優がシナリオを変えた?ミュウツーの逆襲の驚愕の4つのトリビア



「ミュウツーの逆襲」は、1998年に公開された劇場版ポケモンの第1作目です。

ゲームでは唯の強キャラだったミュウツーが、本作では自身の存在意義を問い続ける、非常に哲学的なキャラとなっています。

最初の劇場版でありながら、異色作である本作のトリビアを紹介しましょう。




■恥をかいたプロデューサー

ミュウツーが初めて登場しましたが、その時のミュウツーの声を演じたのは、ミュージカルスターの市村正親さんでした。

彼を起用したのは総監督だったのですが、プロデューサーは彼の功績や仕事ぶりを一切知らず、無名の新人だと思っていたようです。

ところが、そのプロデューサーがとある場所で、女性から市村氏の事を話題に振られたそうですが、市村氏を知らなかったプロデューサーは大恥をかいたそうです。

案外、昨今の芸能人起用は、プロデューサーのコンプレックスなのかもしれません。


■担当声優が映画のシナリオを変えた

総監督の英断で、初代ミュウツーの声優に起用された市村氏でしたが、彼の起用は映画そのもののシナリオをいい意味で変えてしまったと言われています。

これは、別段市村氏が強権を発動したわけではなく、シナリオ担当の脚本家が、市村氏ならこの芝居に耐えうるだろうと、特に冒頭のシナリオを市村氏に感化されて作り上げたらしいのです。

その影響は作品冒頭で色濃く反映されていて、冒頭のミュウツーの芝居は、モロに演劇調となっていますね。




■ミュウはミュウツーをあざ笑っている

この作品では、ミュウツーのオリジナルであり伝説のポケモンである「ミュウ」が登場します。

ミュウは唐突に登場してミュウツーを翻弄しますが、実はこの時のミュウはミュウツーをあざ笑っているのだそうです。

当初ミュウには台詞があり、その内容はミュウツーを徹底的に罵倒し、劣等感をなぶる台詞が山のようにあったようです。

その後、脚本家がリライトした結果ミュウの台詞は一切消去されましたが、ミュウツーの台詞はそのまま残り、結果としてミュウが得体のしれない存在になったのだそうです。


■唯一の全米NO.1

ミュウツーの逆襲は未だに米国で一番稼いだ日本映画であり、そして唯一、興行収入がランキング1位となった作品でもあります。

当時の記事には、子ども向けアニメ作品にも関わらず、クローンを題材としたことが意外と捉えられたようで、アメリカの各メディアがこぞって報道したようです。

ポケモンの映画はその後も米国で公開されていますが、この第1作目ほどのインパクトは与えられなかったようで、未だにミュウツーの逆襲が米国では1位となっているのです。




■おわりに

ミュウツーの逆襲は元々、ボツになるはずのシナリオを採用しているそうです。

何故なら、当初はテレビとリンクさせるはずだったのが、ポケモンショックによってテレビ放映との調整がつかなくなり、このストーリーが採用されたのだそうです。

もしポケモンショックが無ければ、この異色作が生まれなかったということは、運命のイタズラと呼べるのかもしれませんね。
 

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