ばいきんまんを神扱い!?アンパンマンを苦手とするしらたまさんを調べてみた



しらたまさんは、アンパンマンの中でも非常にメタファーなキャラクターです。

お芝居や演技が暗喩的に絡んでくるため、どうしてもそうなるようですが、そのためにアンパンマンとばいきんまんが、とても相対的な扱いを受けています。

そんな不思議なキャラクターのトリビアを2つ紹介しましょう。




■アンパンマンととても相性が悪い

しらたまさんは演劇人という設定で、度々劇中で劇中劇を披露しますが、それにアンパンマンを巻き込んで彼にお芝居をさせようとします。

実は、アンパンマンは『お芝居』が大の苦手です。基本、アンパンマンの世界には『ウソ』が存在しないからです。そのため、しらたまさんのようなキャラはとても珍しいと言えるでしょう。

彼女は劇中で、芝居ができないアンパンマンを、何度も『役立たず』と酷評しています。これはお芝居や演劇論に於いて、主役と言う存在の一種のアンチテ-ゼと捉えることが出来ます。

つまり、敵役や優れた脇役が居てこそ主役は輝けるのであり、ある意味で劇中劇で『主役』になるしらたまさんにとっては、同じように主役であるアンパンマンは、とても相性が悪いキャラクターなのです。

そのため、しらたまさんが絡むとアンパンマンはいつも、露骨に嫌な顔をします。

このような描写は基本、しらたまさん関係のみでしか見られません。




■ばいきんまんが、神扱いされている

相性の悪いアンパンマンに対して、全く逆の評価をされているキャラクターが、ばいきんまんです。彼女はばいきんまんを、『悪役を演じる役者の鑑』だと信じて疑わないからです。

ばいきんまんは何度も、自分は演技などしていないと半ばキレ気味に訴えるのですが、基本、疑うことを知らないアンパンマンの世界の住人の1人であるしらたまさんは、全く聞く耳を持ちません。

ここに、この世界であるが故の、奇妙な誤解が生じ、非常にメタファー的な意味合いを醸し出しているのです。

しらたまさんが、ばいきんまんを神扱いするのは、この作品「アンパンマン」の魅力が、ばいきんまんに大きく凝縮されていると言っても、過言ではありません。

より魅力的な悪役がいればこそ作品が輝くというのは、多くの作品のセオリーであり、それをしらたまさんは、ストレートに劇中で発言しているのです。

しらたまさんとばいきんまんが絡むと、話の堂々巡りで結局はバトルに突入し、ばいきんまんの退場になりますが、その流れでしらたまさんは、ますます彼を『悪役の鑑』だと神格化しています。




■おわりに

子供番組では、しばしば物語の設定を揺るがしかねないようなキャラクターが、突如として登場することがあります。

しらたまさんも、そんなイレギュラーなキャラクターの1人なのでしょう。

ちなみに、作者のやなせたかしさんも大の芝居好きで、よくミュージカルを自作自演していました。

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