原作とアニメがかなり違う?「幽☆遊☆白書」を徹底検証!



皆さんは「幽☆遊☆白書」というアニメをご存知ですか?

幽☆遊☆白書は、『HUNTER×HUNTER』でも有名な冨樫 義博さんが書いた漫画が原作のアニメで、1992年~1995年まで放映され、平均視聴率は17.6%と、大人気アニメでした。

物語は、主人公の浦飯幽助が交通事故で亡くなった後に霊界で様々な試練を受けて生き返る事ができ、生き返った後は妖怪が人間界で起こす悪事を取り締まる霊界探偵となって働くというものです。

妖怪と戦うというシチュエーションの作品は今までにもいくつもありましたが、この「幽☆遊☆白書」が大人気となった理由について、検証してみたいと思います。




原作とアニメの相違点

原作では、主人公の幽助は大変な不良で、中学生にも関わらず喫煙・飲酒・ギャンブル(特にパチンコ)、更には、万引き・かつあげなどの犯罪行為をする不良少年でした。

アニメでは視聴者層が子供も含まれることを考慮して、タバコをアメに変えたり、ギャンブル(パチンコ)は無しにしたりと工夫され、格闘好きでケンカばかりする不良というような形にされたようです。

結果的にそれが霊界探偵となった後、妖怪との戦いで強いという理由付けに繋がったと言えると思います。

アニメでは特に、戦うシーンが原作よりも多く追加されました。

物語後半の「魔界統一トーナメント編」では、戦闘シーンが大幅に追加され、最終回もトーナメント終了の次の回で終わらせるという形になっています。また残虐なシーン、過激な台詞などもすべてカット・変更されました。

原作が連載されていた当時の週刊少年ジャンプは、「花の慶次」・「SLAM DUNK」・「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」なども連載され人気を集めていた為、読者層も高校生~社会人と高い年齢層まで広がっていた事もあり、過激な表現も読者の人気を集める要因となっていました。

それに比べてアニメの方は、土曜日の夕方6時半に放送されていた為、小学生などの低年齢層も多く見ていました。

子供を意識した変更を施した代わりに、キャラの心理状況や戦闘描写の説明を、桑原やぼたんら達キャラに行わせ、結果として子供だけでなく、女性ファンも多く獲得することに成功したようです。




そこには不良ブームがあった!

物語の前半には、幽助が霊界探偵となって活躍する話で進められ、中盤以降次第に人間による悪事が露見していき、妖怪より人間や霊界のほうがタチが悪かったと言う事が判明します。

最後の敵が霊界の過激派宗教団体であったり、幽助が実は妖怪の血を受け継ぐ者(魔族)である事が判明するなど、二転三転する展開に、今までにない作品と言う印象を持たれたと言えます。

また蔵馬や飛影など主要キャラひとりひとりの来歴にも細かい設定、物語を作られていて、主人公以外のキャラの魅力を膨らませた事でファンを増やしたともいえると思います。


<不良ブーム>
「幽☆遊☆白書」が放送されていた1992年(原作は1990年から連載)~1995年の頃は、不良がブームでした。

原作が連載されていた週刊少年ジャンプでも「ろくでなしBLUES」や「SLAM DUNK」など主人公が不良の漫画が人気を博しており、他誌でも「クローズ」「湘南純愛組!」「疾風伝説 特攻の拓」など不良物の漫画が人気でした。

「幽☆遊☆白書」は一見、不良漫画と見せつつ、実は全然違う作品であるというフェイントも、意外性をもって見られた要因だと思われます。




■おわりに

今なお熱狂的なファン支持されている「幽☆遊☆白書」

『HUNTER×HUNTER』しか見た事が無いというファンにもお勧めの作品です。

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