なぜ「神アニメ」と呼ばれる?初代デジモンとその世界観を徹底的に調べてみた



「デジモンアドベンチャー」は、1999年に放送された冒険ファンタジーです。

大変な人気で、その後『デジモンアドベンチャー02』、『デジモンテイマーズ』、『デジモンフロンティア』、『デジモンセイバーズ』とシリーズが作られています。

その為、この第一作目である「デジモンアドベンチャー」は、他と区別するため「01」とか「無印」などとファンの間では呼ばれています。




■デジモンってどんな作品?

「デジモンアドベンチャー」とは、サマーキャンプに来ていた小学生の主人公・八神太一たちが、突然発生した大瀑布に吸い込まれ、デジモンワールドという異世界に辿り着き、冒険をするという物語です。

異世界には「デジタルモンスター」という謎の生物がいて、子供たちにはそれぞれパートナーデジモンがいます。

ポケモンに似ている印象がありますが、この作品は「ポケモン卒業生」をターゲットにしており、また「大人にも楽しんでもらえるように」という工夫から、伏線が随所に張り巡らされ、主人公達の過去や設定などにも工夫されていました。

例えばポケモンの世界は、すべてが架空の世界でした。しかしデジモンの世界は、「現実世界」と「デジモンワールド(異世界)」に分かれていて、太一達は現実世界の東京に住む小学生でした。

その為、デジタルワールドとの関わりは、現実世界では「事件」として扱われていたりします。

デジタルワールドに行った太一たちは、偶然異世界へトリップしたという訳ではなく「選ばれし子供たち」として、必然的に異世界へ行ったのだという事が、物語が進むうちに判明していきます。

これは前述にも書いた「伏線」で、太一たち8人の子供たちは、デジタルワールドに何らかの不具合が生じた時に、それを修正する為に「デジタルワールドの安定を望む者」によって選ばれた子供たちでした。

そしてその「デジタルワールドの安定を望む者」の正体は、デジモンと同じくネット上のデータでできているデジタルワールドのセキリティシステムでした。

さらに「選ばれし子供たち」というのは、本作の4年前に起きた「光が丘爆弾テロ事件」の目撃者だった子供たちで、事件の真相は、光が丘で起きたデジモン出現事件の事でした。

これらはすべて、TVシリーズ放送開始前日に、劇場公開された東映アニメフェアの中の1作劇場版『デジモンアドベンチャー』にて伏線として描かれており、当時いきなりこの劇場版を見た子供たちは、何の事だかわからずにポカンとしてしまう内容となっていました。




■デジモンが「神アニメ」と呼ばれる理由

デジモンが、今なおファンの間で「神アニメ」と言われるほどの支持を得ているのは、「子供向け」アニメで片付けられない巧みに練られた物語にあります。

「謎」というほど複雑ではないけれど、物語が進むにつれて、「あれはこの伏線だったのか」と驚かされることに、魅力を感じたりするのだと思います。

例えば、15話「エテモン悪の花道」にて、ミミが「コロモンって聞いたことあるような」というと、アグモンが「僕が昔コロモンでした」と答えます。そしてこの「コロモン」とは、「光が丘爆弾テロ事件」と呼ばれている劇場版『デジモンアドベンチャー』にて、パソコンからデジタマで現れたデジモンでした。

もちろん本編のアグモンとは別個体ですが、この会話を聞いて「ああ、そうか」と思うファンも多かったと思います。

選ばれし子供たちが「8人」である事の意味。
子供たちとパートナーデジモンの関係性。
デジモンの進化と、子供たちの心の成長の関係性。
ラスボス・アポカリモンの正体。

最終回に至るまでに、それらがすべて全54話+劇場版の中に伏線として織り込まれていました。

“これは8人の子供達が過ごした夏休みの話だった。
 だからゲートはいつか再び開くことがあるだろう。”

「デジモンアドベンチャー02」へつづくことを予見させて、物語は終わります。




当時は子供だったから、そこまで分からなかったという方は、もう一度見直してみてはいかがでしょうか?

ちなみに劇場版の監督は、「サマーウォーズ」などで有名な細田守監督です。

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