放送当初から大ヒットしたわけではなかった?エヴァンゲリオンの2つのトリビア



新世紀エヴァンゲリオンは、アニメ史上において社会現象を巻き起こした「ヤマト」や「ガンダム」に並ぶ作品です。

ネットが発達した現在、このような社会現象はもう不可能と言われているため、ある意味で幸運な作品だったと言えるでしょう。

そんなエヴァのトリビアを2つ紹介しますね。




■元ネタは意外と豊富

エヴァの元ネタになったものとして、旧約聖書などの宗教関連が多数影響されているとされていますが、それは設定のごく一部に過ぎません。エヴァの設定は、実は様々な作品から引用されています。

まず主人公の名前は、エヴァより数年前に放送されていた「移動戦士Vガンダム」の主人公の名前である『ウッソ(嘘)』を真逆である『シンジ(真実)』にしたものだそうです。

また主人公以下、登場人物の主要人物を演じる声優は、「美少女戦士セーラームーン」で主要キャラクターを演じていた声優たちです。どちらも、当時の庵野監督がドップリ嵌っていた作品だったそうです。

また、エヴァ初号機のデザインや格闘場面は、ウルトラマンや仮面ライダーと言った特撮ものから多数インスパイアされています。特にウルトラマンは、ウルトラ兄弟のウルトラサインが作中の記号デザインのなかに取り込まれ、とてもフューチャーされています。

新劇場版では、堂々とウルトラマンを作っていた会社が協力会社としてクレジットされていました。




■視聴者の認識は再放送版

パチンコ、スロットや新劇場版からエヴァに親しんだ人にとっては意外と思えるかもしれませんが、エヴァは当初から大ヒットしていたわけではありません。

テレビ東京系で夕方に初めて放送されていた頃は、ごくあるロボットアニメとしての位置づけでしかなく、物語の佳境に入っていた「新機動戦記ガンダムW」にすっかり水を開けられていました。当時のアニメ雑誌のアニメージュのファン投票で、それは顕著に表れています。

実はエヴァがにわかに注目を集めたのは、終わる気配を見せない終盤になって来てからです。そして、意味深な最終回を終えた直後あたりから、爆発的な社会現象が起こったのです。視聴者層の知的好奇心を大いに刺激したのでしょう。

その後の社会現象の最中に、エヴァはテレ東系で改めて深夜に再放送されています。実はこの時に、エヴァを食い入るように見た人たちが多く、エヴァが深夜アニメの範疇だと誤解して認識している人は少なくありません。

また、再放送の際は東京では、あの意味深な最終話を放送していないので、終盤辺りが劇場版とごちゃまぜにになっている人も少なくないのです。




■おわりに

エヴァの今日の完成された作品像は、大凡視聴者層のメモリーロンダリングに他なりません。

エヴァは放送当時、欠陥だらけの作品で、それを視聴者たちや世相が埋めていったと解釈するのが妥当でしょう。

今日、新劇場版が未だに作られていることからも、エヴァの完成はまだまだ先のようですね。

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