ボツとなった初期設定ではもっと過激なシーンがあった?エヴァンゲリオン「渚カヲル」の4つのトリビア



エヴァンゲリオンの中で、実は碇シンジより人気のある男キャラが渚カヲルです。

今でいう処の「やおい系」の先駆けであり、硬派なBLを耽美な少年愛へと変貌させた張本人でもあります。

そんな彼のトリビアをいくつか紹介しますね。




■たった一話しか出演していない

あまりエヴァに詳しくない人から見ると、渚カヲルはレギュラーもしくは準レギュラー的なキャラかと思いがちですが、彼は第24話というたった1話しか登場しないキャラです。

その彼がここまでの人気を得たのは、彼の特異なキャラクター性に他なりません。

ギスギスしたTV版の主人公周辺の環境を一変させる存在だったことも、彼が視聴者の記憶に残る余地を与えたのかもしれません。

彼の登場後、謎めいた言葉を呟く美少年キャラがアニメ業界で増えたことも、彼の存在がいかに大きかったかを物語っています。


■新聞のテレビ欄が犯した微妙な間違い

渚カヲルが登場する第24話のタイトルは「最後のシ者」です。

このタイトルには複数の言葉遊びの意味合いがあって、『最後の使者(使徒)』や『最後の使者(犠牲者)』、そして『最後の渚(カヲル)』という意味を多数含めています。

ところが、とある新聞のテレビ欄が「最後のシ者」を「最後の渚」と間違って表記したことがあります。

しかしながら、このことがあまり話題にならなかったのは、この誤植でもある意味で的を射たタイトルであり、間違っていないという不思議な状況になったからでしょう。




■より過激だった没バージョン

碇シンジと渚のカヲルの邂逅は、初期の設定ではもっと過激でした。

お風呂の場面は、全裸で川で水遊びをする場面だったそうで、他にもカヲルがシンジと相合傘をする場面や告白をする場面(シンジがカヲルに)もあったそうです。

ちなみにお風呂場の場面に変更したのは監督の判断で、あからさまなBL要素が自分には演出の範疇外だったからだそうです。

しかしながら、控えめな描写だったからこそ、却ってファンに妄想の余地を与えたのかもしれません。


■シンジの理想形

渚カヲルがこんなにも視聴者(特に女性)にウケたことを、庵野監督は1996年のインタビューで以下のように語っています。

「シンジと、もうひとりのシンジですから。理想のシンジが現れるんで、それは女性ではダメです」

つまり、渚カヲルの正体は、理想化された碇シンジだったと見ることが出来ます。

初期の没設定でも、アスカに好感を持たせ、クラスの女子たちが黄色い声を放ち、アスカがそれに嫉妬するという色男ぶりを見せています。しかしながら、渚カヲルが主役であったならエヴァはここまではヒットしなかったでしょうね。




■おわりに

現在でも、渚カヲルを慕う女性層は少なくありません。それはある意味、彼が男性の理想像だったからに他なりません。

しかしながら、完璧な存在は何もドラマを生みだしません。そんなメタファーを含めたキャラが渚カヲルなのかもしれませんね。

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