迷走に迷走を重ねてとんでもない作品に?名探偵コナン初のオリジナル回とは?



第6話「バレンタイン殺人」は、コナン史上初のオリジナル回です。

原作より先に麻酔銃やレギュラーキャラが登場するなど、見どころもあるのですが、余りにも出来が酷いとされた迷作回とも言われています。

またこの話には色々とツッコミ処が満載で、この話だけでも幾つものトリビアが存在しますので紹介しますね。




■男に唇を奪われるコナン

このエピソードで、江戸川コナンは唇を奪われます。しかも男に。

演出自体がもの凄くコミカルに味付けされているので、BL要素というよりギャグタッチ風味ですが、今やったらネットが騒然となることでしょう。

ちなみに、この時コナンの唇を奪う男の名前は、この話を書いた脚本家の繋がりでテレビ朝日で放送されているスーパー戦隊シリーズの15作目である「鳥人戦隊ジェットマン」で「ブラックコンドル」というヒーローを演じた役者と同じ名前ですが、その役者が声を演じているわけではありません。


■被害者は服部平次?

コナンのTV放送を未見の人が、このエピソードで殺害される被害者の声を聞いたなら、やけに聞き覚えがある声だと感じて、デジャヴを覚えるかもしれません。

それもその筈、このエピソードで殺される被害者の声は、後にコナンの準レギュラーとなる服部平次の声を担当する声優が演じているのです。

しかしながら、平次と違って関西弁ではなく、演技もややクールっぽく演じられているので、初見はわからないかもしれませんが、怒鳴り声などは、ほぼ平次の声です。




■脚本家VS文芸担当者

この話は、余りにも子供番組に相応しくない場面が多い(子供の大好物であるケーキに毒物を仕込むトリックや、コナンにピッキング行為をさせたりするなど)ため、当然のことながら文芸担当者はこの話を書いた脚本家と大ゲンカになったそうです。

しかしながら、この話を書いた人物は、別名『東映の用心棒』と称されるほどのコワモテであり、話の変更を頑として譲らず、逆に文芸を言い負かし、この話を押し通したそうです。

そのせいでしょうか、この話以後、担当した脚本家は10数年間、一度もコナンと関わっていません。


■トリック自体は実現可能、らしい

意外とも思えるかもしれませんが、コナンのチーフプロデューサーによれば、この話を書いた脚本家は実際にこの話のトリックがありえるかどうか、病院に確認を取りに行ったそうです。

それによれば、ケーキに仕込む毒物は「青酸カリ」にして、解毒剤を乳製品にすれば、一応トリックとしては成立するそうです。

しかしながら、毒物と解毒剤をどの程度の割合で配分すれば良いかまでは教えてもらえなかったようで、リアルさを重視する文芸との衝突は、やはり避けられなかったのかもしれません。




■おわりに

コナンのオリジナル回は特に厳格にされていることは以前書きましたが、そのきっかけを作ってしまったのが、このお話だと言われています。

オリジナルの初回がこのような出来で、文芸担当は相当焦ったのでしょう。

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