ロボット系アニメ初の試み?機動戦士Zガンダムの5つのトリビア



機動戦士Zガンダムは、機動戦士ガンダムから6年後に作られたテレビシリーズであり、正式な続編です。

放送終了後もカルト的な人気を維持しており、21世紀なって劇場版が作られるほどです。

それでは、本作に纏わるトリビアをいくつかを紹介いたしましょう。




■会社が倒産?

機動戦士ガンダムの空前のヒットを受けて、ガンダムを生み出したアニメ会社のサンライズは幸せの絶頂でした。

特に当時の社長は、「ガンダムは我が社の看板であり、倒産の危機に陥らない限り続編は作らない」と豪語したと言われています。

ところが、わずか数年でガンダムの続編であるZガンダムが製作されることになりました。これは、その後サンライズが手掛けたアニメが悉くヒットしなかったためです。

Zガンダムが作られると知った社員の中には、会社が倒産する寸前ではという危機感を持つ人が少なくなかったそうです。


■キャラクターたちが歳を重ねる

Zガンダムのパイオニア的設定は、前作のガンダムの登場したキャラクターが再登場した際に相応に歳をとっていることです。これは当時のロボットアニメでは衝撃的な設定だったそうです。

基本ロボットアニメのキャラたちは歳を取らず、サザエさんやドラえもん、クレヨンしんちゃんのように、歳を固定した上でシリーズが続いて行くことが多かったようです。

ところがZガンダムの登場によって、キャラクターたちが歳をとるというリアル設定が登場し、作品としての時系列が非常に重視されるようになりました。

宇宙世紀もので年表が事細かく設定されるようになったのも、時間の流れという設定をリアルに採用したからです。


■音楽担当者の活動の糧

Zガンダムの音楽を担当したのは、音楽家の三枝成彰さんです。三枝さんは音楽活動のみならず、様々な文化芸能活動を企画したり運営したりしています。

実は三枝さんにとって、Zガンダムはとてもありがたい作品だそうです。

なぜなら、数十年経った現在でも、ゲームやTVメディア媒体でZガンダムの音楽が使用され、その度に莫大な印税が三枝さんに入って来るからだそうです。

自身が携わる企画には多額の出費が伴うため、Zガンダムの印税はとても助かっているそうです。




■EDクレジットがシャアなわけ

Zガンダムでは、前作で敵であったシャア・アズナブルがクワトロ・バジーナと名乗って味方で活躍します。

劇中でも設定上でも、一応シャアだったということは伏せられていることになっている筈なのですが、毎回のEDにおいて、クレジットではっきりとシャア・アズナブルであるとネタバレされています。

実は当時、クワトロという名前はコカコーラ社が商標登録しており、文字媒体として表示することが困難だったからと言われています。

ただし、制作サイドは別段隠すつもりはなかった様で、予告や雑誌媒体では堂々とシャアと書かれています。


■主人公崩壊は監督の警告

最終回のラストで、Zガンダムの主人公であるカミーユ・ビダンは精神に異常をきたしてしまいます。これは、富野監督がガンダムというコンテンツに群がるオタク層に対して送った一種の警告なのだそうです。

「アニメばかり夢中になっていると主人公みたいになるぞ」というメッセージなのだそうですが、残念ながら監督の意図とは裏腹に、ガンダムファンは増え続けました。




Zガンダムの発表によってガンダムはシリーズ化され、やがて一大コンテンツに発展して行きます。

道を切り開いたのがガンダムなら、シリーズ化のテンプレを築いたのがZガンダムです。

今日のシリーズものにおいては、Zガンダムの書設定や構成が随所にみられており、礎(いしずえ)を作ったと言っても過言ではありません。

Zガンダムはアニメの歴史においても語る上で欠かせないコンテンツなのです。

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