評判は散々だった?「機動戦士ガンダム」のトリビアを5つ書いてみた



「機動戦士ガンダム」は、日本のロボットアニメの金字塔であり、『リアルロボット』というジャンルを生み出した金字塔です。

80年代には一大ブームを巻き起こし、社会現象にもなりました。

今回は、そんな最初に作られたガンダムにまつわるトリビアを紹介します。




■ハリウッドにある兄弟作品

「機動戦士ガンダム」は、歴然とした株式会社サンライズのオリジナル作品ですが、当初ガンダムは登場する予定はありませんでした。

ところが、当時のスポンサーからロボットを出すように指示が出て、困ったスタッフは、SF小説「宇宙の戦士」の日本版に描かれていたパワードスーツをモチーフにガンダムを作ったそうです。つまり、ガンダムのモデルはこの小説の日本語版ということになります。

スポンサーの要求なければガンダムは生まれなかったのです。

ちなみに、「宇宙の戦士」は1997年に「スターシップ・トゥルーパーズ」として実写映画化されました。つまり、ロボットのガンダムとこのハリウッド映画は兄弟のようなものですね。

皮肉なことに「スターシップ・トゥルーパーズ」では、パワードスーツの設定はリアル感にそぐわないので削除されてしまっているようです。


■ガンダムの由来

「機動戦士ガンダム」の『ガンダム』の由来は何でしょうか?実はこれは、単なる語呂が良い組み合わせに過ぎません。

当初は少年兵が主題の作品になる予定でしたので『ガン(銃)ボーイ(少年)』だったそうです。

ネーミングを考えていた頃、ハリウッドでサム・ペキンパー監督の映画「コンボイ」が流行っていた影響で『ガンボイ』に変更されました。

さらに、当時の日本でチャールズ・ブロンソンのマンダムのCMが流行り、『ガンダム』となったそうです。


■喋るガンダム

まだ『リアル・ロボット』の概念や、シリーズ化の検討すらされていなかった本作では、色々と後のシリーズと比較すると変な部分があります。

作品の第18話で登場するガンダムの音声機能もその一つです。

ガンダムが敵のロボットの罠にはまってしまった現状を、音声機能で主人公に伝えるというものです。

いわゆる、昔ながらの声のピッチを高くしただけのものですが、今から見るとかなり違和感のある描写です。




■再放送で救われた

放送当時のガンダムの評判は散々なもので、視聴率は振るわず、スポンサーが要求したガンダムの玩具も売れませんでした。

当時の玩具会社から発売されていた商品の質が悪かったことも大きい要因だったようです。

結局、ガンダムは放送短縮を余儀なくされたのですが、放送終了直後から視聴者による再放送の要望が絶えませんでした。

そこでスポンサーサイドが試しに再放送してみたところ、これが大ヒットし、後の社会現象にまでなるのです。


■死ぬはずだった主人公

戦争体験者が多かったスタッフたちの意向もあり、本作では戦争の悲惨さを訴えることがテーマの一つとされていました。

そこで最終回では、主人公が戦死するという段取りで進んでいたのです。

ところが、上記のように短縮打ち切りのあおりを受けて色々な伏線を急ピッチで回収した結果、皮肉にも主人公は生き残ることになりました。

ちなみに、主人公が死ぬバージョンは作品の監督である富野由悠季さんが小説として発表しています。




今日では、名前を聞いて知らない人はいないほどのコンテンツになったガンダムですが、その最初は不遇なものでした。

打ち切りから社会現象まで持ち直させたのは視聴者たちだったのです。

このヒットが、後のシリーズ化につながって行くのです。

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