野球アニメの変化について考えてみた



2013年冬アニメとして放送が開始された『ダイヤのA』は、『週刊少年マガジン』連載の同名漫画原作のアニメです。

その作風から熱血な主人公が出てくる一昔前のスポ根野球アニメを、一見想像させられますが、実は今までの王道野球アニメとは違う作品でもあります。




■ダイヤのAはどんな作品?

本来野球アニメというと、連敗続きの弱小チームが、優れた主人公の入部により、チームメイトが共に成長し強豪チームに勝てるまでになる…というのが王道だと思います。

しかし本作は、廃校寸前の中学の弱小チームに居た主人公が、一人東京の野球名門校からスカウトされて、100人近くいる選手層の厚いチームの中で切磋琢磨してレギュラーへと成長していく物語となっています。

主人公は弱小チームには残らず、一人「エース」になる為に名門チームに入部する…今までの野球アニメとは、少し違う路線です。


■野球アニメの歴史

野球を扱ったアニメは多く、特に昔は「スポ根」と呼ばれ、「スポーツ根性もの」が野球アニメの代名詞でした。

そしてスポ根には定義がありました。

1.努力型の主人公と天才型のライバルの対比
2.血のにじむ様な特訓を繰り返し、その成果として人間離れした必殺技を生み出す
3.努力型主人公の最終的な勝利


暑苦しいまでの青春物語…それがスポ根アニメでした。

代表的な作品としては、「巨人の星」「侍ジャイアンツ」「ドカベン」などがあります。

そんな野球アニメの路線を根本から変えてしまった作品がありました。

1985年から放送された『タッチ』です。

この作品には、血と汗と涙の特訓などというものはなく、また野球だけではなくストーリーの中心に恋愛を絡ませたというのもとても斬新でした。




■2000年以降の野球アニメ

「タッチ」以降、野球アニメは「必殺技」を出すスーパー野球から、より現実に近いリアルな野球へと変わっていきました。

2004年 メジャー
2005年 H2
2007年 おおきく振りかぶって
2009年 クロスゲーム

などがあります。

1991年からのJリーグによるサッカーブームで、アニメでも「キャプテン翼」以降1980年代後半から90年代まで、サッカーアニメが増え、野球アニメがなくなり、少年たちの野球離れが深刻な悩みとなっていました。

しかし1995年野茂選手のメジャーリーグ入り以降少しずつ野球人気が盛り返してきて、2000年に入ってからようやく野球アニメが復活したのです。

「メジャー」は2004年から2010年まで6年も続く大ヒットアニメとなりました。

「おおきく振りかぶって」は、たくさんの女性ファンに支持されました。




新しい野球アニメ「ダイヤのA」は、どんな風を巻き起こしてくれるのか注目ですね!

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