『 バケモノの子 』に見え隠れする” 教育 ”というメッセージ



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細田守監督による3年ぶりの長編アニメ映画である『 バケモノの子 』。
両親と死別し、無神経な親戚の元から逃げ出した主人公は渋谷で”バケモノ ”と出会い、バケモノの世界で生きていくことになります。

その世界は、さっきまでいた世界とは別世界で、その子は渋谷で出会ったバケモノである熊徹に九太と名付けられ奇妙な親子関係が始まるのですが、このバケモノの子には、監督からの今の人々に伝えたい”教育 ”というメッセジーが込められているようです。




■ 人間の世界に戻った九太

バケモノの子では、物語の終盤付近で九太がバケモノの世界から、人間の住む世界に戻ります。

そして、その世界で九太はチンピラに絡まれている楓を助け、勉強を教えてもらう仲に。

その後すったもんだあって、人間の世界にバケモノのクジラが現れ、人間の世界が大変なことになるのですが……?




■ 細田守監督が言いたかったことは結局どういうこと?

バケモノの子では、九太のライバルだった一郎彦が闇堕ちしてしまい心の闇に疲れて暴走してしまいます。

九太はなんとか闇落ちせずに済むのですが、この映画では2人の決定的な状況の差というものがないのです!

2人の仲間たちは、それぞれクセはあるけれど『 良い奴 』ばかりで、2人の師匠だってそんなに大差はありません。

この2人の”差 ”に細田守監督が言いたかった”教育 ”の無意味さを表現しているようです。

その部分を詳しく言うと、まず九太は師匠の熊徹に『 教えられる 』ではなく『 技を盗め 』と言われます。

これも、自分で学べということの象徴ですよね?

また、2人の違いはそれぞれの性格とか資質とかいう、教育以前のものという演出が暗になされており、ここでも「 教育ってなんなの? 」という問題提議がなされているらしく、バケモノの子の裏テーマとして”教育 ”という物が取り上げられているということがハッキリとしています。

『 バケモノの子 』ってただ単に面白いだけの映画じゃなかったんですね!




■おわりに

大衆映画的に上手にまとめられている作品が『 バケモノの子 』ですが、もっと深いところでは細田守監督の「 大切なのは教育ではない! 」という声が聞こえて来そうな作品が、この物語の本質なのではないのでしょうか?

確かに、面白いし、満足行く作品ですが、そういった深いテーマを考えながら見てみると、また新しい発見が見つかるかも知れませんよ?
 

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