ジブリの名作”もののけ姫 ”に隠されたメッセージ



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スタジオジブリを代表するアニメ映画のひとつに「 もののけ姫 」があります。

ジブリ作品には珍しい殺伐とした日本の動乱の時代の話で、自然の恐ろしさと自然破壊に対するメッセージがこの映画には込められていると言われています。

しかし、もののけ姫に隠されたメッセージはこれだけではないのです……!




■裏テーマ「 曇りなき眼で見定める 」体現者アシタカという存在

もののけ姫の主人公であり、タタリ神から呪いを受けたアシタカは最初から最後まで悩むことはありませんでした。

タタリ神から村を守るために殺し、その結果として呪いを受け村を追い出される形になったとしても泣き言も弁解もしません。

また、ラストにシシ神の首をシシ神に返すときにも「 人の手で首を返したい 」と冷静沈着。

同じシーンでももののけ姫であるサンは自身の身体が呪われることにうろたえているのにも関わらずです!

これには、宮崎監督からのメッセージが隠されています。

もともと、もののけ姫は「 アシタカ聶記( せっき ) 」という名前になるはずでした、この聶記には物語を耳から耳へ伝えたという意味があります。

つまり、アシタカが終始冷静なのは、このもののけ姫という物語が、アシタカの伝承だからであり、アシタカ視点のストーリーではないということなのです。

つねに第三者から見たアシタカだからこそ、つねに冷静沈着だったのでしょう。

そして、そんなアシタカだからこそ、裏テーマともなっている「 曇りなき眼で見定める 」という意味がより見た人に伝えやすくなるという考えが宮﨑駿監督にあったからこそ、あのように冷静沈着なキャラクターが出来上がったようです。




■なぜエンディングはすっきりしないのか?

もののけ姫を見た人の中には「 う~ん…… 」と釈然としない思いを抱えてしまったという方もいるのではないのでしょうか?

実際、もののけ姫公開後には「 ラストシーンがスッキリしない 」という声が多く寄せられていました。

実はこれにも、深いメッセージがあるのです。

もののけ姫は自然破壊がテーマとして描かれています。

しかし、もののけ姫のラストでは森を守っていたシシ神は死に、森は傷ついたままになってしまっています。

また、サンも人間として生きるのではなく、もののけ姫として生きることを選択しました。

このエンディングは宮﨑駿監督からの「 次世代へのバトン 」なのです。

あえて、すっきりしないエンディングにし、見た人に「 自然と共存するにはどうすれば良いのか? 」という答えが出ない問題を問いかけ、次の世代に答えを出して欲しいという宮﨑駿監督の願いが込められているのです。

そして、回答のない答えを突きつけられたからこそ、もののけ姫を見た人の中には自分で答えを考えることの不快感を覚え「 ラストシーンがスッキリしない 」という風に思ったのかも知れません。




■おわりに

海外からも絶大な支持を得て、ジブリを世界的なアニメスタジオにしたきっかけとなったもののけ姫には、宮﨑駿監督だからこその深いメッセージが込められています。

この隠されたメッセージをアナタは一体どのように受け取りますか?
 

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