北海道新幹線の列車名の1つは、かつては在来線の特急の列車名



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2016年3月に開業することになっている北海道新幹線の列車名について、JR北海道では現行の東北新幹線の列車名と同じ「はやぶさ」と「はやて」にすることを発表しています。

JR北海道の発表によると、今回は列車名について一般公募を行わず、社内で決めたとのことですが、このうち「はやぶさ」は、JR各社の前身である国鉄時代に運行されていた特急列車に付けられていた名前でもあります。




■東京と鹿児島を結んでいた寝台特急

在来線の特急としての「はやぶさ」が運行を開始したのは1958年(昭和33年)のこと。東京駅と鹿児島駅との間を運行していた熊本経由の夜行急行の格上げにより誕生しました。ちなみに、「はやぶさ」の名前の由来は鳥の「ハヤブサ」から来ています。

その後、運行区間を東京駅と西鹿児島駅との間に変更したり、同時期に宮崎経由で同区間を運行していた「富士」の運行区間短縮により日本一の長距離特急になったりもしています。

国鉄民営化によりJR各社が発足後も運行は継続されていましたが、利用客の減少により、1997年(平成9年)の東京駅と熊本駅との間への運行区間の短縮などを経て2009年(平成21年) に残年ながら廃止となりました。




■東北新幹線への新型車両導入で「復活」

その後、東北新幹線の八戸駅と新青森駅との間の延伸によって、新型車両が導入されることになった際に「新型車両にふさわしい」「わかりやすい名前」といった条件で列車名の公募が行われ、応募総数で7位となった「はやぶさ」がスピード感などを理由に選ばれたことで、2011年に列車名としての「はやぶさ」が復活することとなりました。

そして今、かつて本州(東京)と九州を結んでた列車は、改めて本州と北海道を結ぶ列車になろうとしています。




■おわりに

今後、北海道新幹線がさらに延長開業となった場合、列車名の公募が行われるのかどうか、そしてまた「はやぶさ」の名前が付けられるのか、それとも別の名前となるのかなど、いろいろと興味深いところです。
 

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