人類が移住できる可能性も?新たな太陽系外惑星が715個発見される!



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宇宙望遠鏡ケプラーは、アメリカ航空宇宙局(NASA)がローコストで効率的なミッションを行うことを目的として推進している惑星探査計画『ディスカバリー計画』の10番目の衛星として2009年3月6日に打ち上げられました。

2014年2月、NASAはケプラー宇宙望遠鏡が715個の太陽系外惑星を発見したことを発表しました。




■太陽系外惑星探査の歴史

太陽系外惑星とは、太陽系以外の恒星の周囲を公転する惑星のことです。

太陽のような恒星の周囲を公転するもの以外にも、白色矮星や中性子星、褐色矮星の周囲を巡るものが発見されています。

実は、太陽系以外の恒星にも惑星が存在する・・・という発想それ自体はかなり古い時代に存在していたようです。

16世紀、イタリア出身のドミニコ会修道士であったジョルダーノ・ブルーノはコペルニクスの地動説を擁護し、太陽が他の星と同じく恒星であるなら、太陽以外の恒星にも太陽系のような世界が存在していると主張しました。

天動説が優勢だったこの時代、ブルーノの主張は異端扱いされ、後に逮捕、異端審問所から死刑判決を受け、火刑に処されています。

このことは、ガリレオ・ガリレイに自説を撤回させるきっかけにもなっていると言われています。

17世紀にドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーが惑星の運動に関する法則=いわゆるケプラーの法則を発見するに至り、天動説に代わって地動説が優勢となり、20世紀に至るまでに太陽以外の恒星にも惑星が存在するという考え方は科学的常識として定着していました。

しかし、実際に太陽以外の恒星を巡る惑星の存在が確認されたのはつい近年になってのことでした。

初の太陽系外惑星発見の事例として確認されているのは、1992年にポーランド人の天文学者、アレクサンデル・ヴォルシュチャンらが、太陽系からおとめ座の方向、距離にして約980光年に位置するパルサー、PSR B1257+12を巡る2つの惑星であるとされています。

1995年には、ジュネーブ天文台のミシェル・マイヨールらがペガサス座51番星を周回する木星程の質量を持つ惑星を発見、太陽と同じ主系列星の惑星としては初めての発見となりました。




■ケプラー宇宙望遠鏡の成果

ケプラー宇宙望遠鏡の打ち上げ以前に発見されていた太陽系外の惑星の総数はおよそ1000個でしたから、今回の発表を受けてその数は約1700個と、大幅に増加することとなりました。

初期の太陽系外惑星探査で発見された天体は、木星程度の規模を持つ比較的質量の大きなものが中心でした。

しかしケプラー宇宙望遠鏡では、太陽と同程度の恒星を巡る比較的質量の小さな惑星が数多く発見されており、大半が地球と同程度から、大型のものでも海王星程度の範囲内に収まるものです。

発見された惑星のうち、4つは主星系列のハビタブルゾーンを巡るものでした。

ハビタブルゾーン(habitable zone)とは、宇宙において生命体が誕生・繁殖可能と考えられる領域を意味する言葉です。

この場合の生命体とは、地球上に発生しているのと同等の生命体を指します。

地球には多種多様の生命が発生していることから、地球に類似する環境の範囲内には生命体が発生する可能性が高いのではないかという仮説に基づいてハビタブルゾーンという概念が設定されました。

ハビタブルゾーンに存在する惑星をハビタブル惑星(Habitable planet)、その中でも特にサイズ等の条件が地球に近しい惑星をゴルディロックス惑星(Goldilocks planet)と呼ぶことがあります。

ただし、今回発見された4つのハビタブル惑星は、いずれもその直径が地球の2倍はある大型のため、生命体の発生が望めない環境である可能性も考えられているそうです。

ケプラー宇宙望遠鏡はこれまでに、地球から3000光年の範囲内に約3500個の太陽系外惑星を発見しており、NASAでは既に「ケプラー2」の計画が浮上しているということです。




■おわりに

もしかすると、地球のようなハビタブルゾーンにあるどこかの惑星には宇宙人がいて、私たちの地球を宇宙望遠鏡を使って観察してるかもしれません。

そういう風に考えると、ちょっとドキドキしてきませんか?
 

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