意外な事実が判明!ゆるくない「ゆるキャラ」はなぜ生まれるのかを調べてみた!



ご当地ゆるキャラのの中には「キツイよ、これゆるキャラじゃなくてキツキャラだよ」と思ってしまうようなモノにも時々遭遇しますが、かわいいはずのゆるキャラがかわいくないのはどうしてでしょう?

そんなゆるキャラが誕生する原因を調べてみると、「なるほど!」と思える意外な事実が浮かび上がってきたのです!




■「かわいい」のかな?

2014年にゆるキャラグランプリにエントリーされたご当地ゆるキャラは、なんと1,168体もあります。

1,168体ともなると、中には「ん?」と首を傾げたくなるような不思議なキャラクターも混ざっています。

あまりゆるそうに見えない(?)キャラクターが誕生する原因はどこにあるのでしょうか。


■会議室で作られる

ゆるくないゆるキャラの先陣は、やはり奈良の「せんとくん」でしょう。

今でこそ見慣れて愛嬌も感じられますが、発表された当初は「かわいくない」と不満を口にする人も多くいました。

この「せんとくん」は県のおエライさんたちが自分たちだけで作ったもので、それが民意とかけ離れたものを作ってしまった一因です。

また、名のある巨匠に依頼した、エライ人の紹介で依頼したなどの場合、どんなものであっても採用しないわけにはいかない「大人の事情」もあるようです。

しかし「せんとくん」は「かわいくない騒動」のおかげで全国の注目を集め、今では立派に奈良県の観光キャラクターを務めています。


■名産品とコラボ

ご当地ゆるキャラは「ご当地をPRする」という大切な使命があります。

そこでゆるキャラの姿はご当地の有名な場所や食べ物を模したデザインとなりがちですが、全ての観光地、名産品が「かわいいキャラクター作りにぴったり」なものとは限りません。

その代表ともいえるのが、北海道・夕張の「メロン熊」。リアル系のクマの頭がメロンなので、プロレスのマスクをかぶったクマレスラーという感じ怖いですね。

名物の「クマとメロン」を無理やり合体させる必要もないと思うのですが、メロンは表面にひびが入っているので、それが顔になっているのは大人でも泣きそうになります。

メロン熊のブログは「背景が真っ黒」でさらに怖く、PR活動に出かけたことを「荒らしてきた」と表現するなどヒールに徹していて、もはや「ゆる」はありません。




■着ぐるみになると

ご当地ゆるキャラは、ご当地PR活動のため「着ぐるみ」にならなければいけません。着ぐるみは「中に人が入って動く」が基本です。

ここで「イラスト画ではかわいいのに、着ぐるみするとちょっと・・・」というキャラが誕生してしまいます。

徳島県の「すだちくん」、岡山県の「カブニくん」、岐阜県の「ラピィ」、茨城県の「黄門ちゃま」など、イラスト時と比べて着ぐるみは明らかに足が長くなっています。

かわいいんですけどね、デザイン的にはかなり変容している感は否めません。


■狙っていこう

「ふなっしー」の人気を受け、あえて「キモかわいい」「怪しい」路線を狙ったキャラクターが作られています。

北海道の「ずーしーほっきー」や愛知県の「オカザえもん」、そして今人気急上昇中の茨城の「ねば~る君」が有名ですね。

他には、見た目は普通でも「ブログは奇妙な文章」というキャラクターもいます。

兵庫県の「はばタン」はかわいらしいのですが、「どこどこへ行ってきたよ」といってはぬいぐるみが放り投げられている写真がSNS上にアップされていたりします。





■おわりに

ゆるキャラグランプリで上位にランキングされたキャラクターを見ると、顔が丸くて目もまん丸なキャラが多く「なんとなく一緒」な気がしてきます。

差別化を計るためには目立つ個性が大切です。

ゆるくないゆるキャラは、競争の激しい「ご当地ゆるキャラ界」を生き抜く大切な要素であると言えるでしょう。