なぜ銭湯がモデルなの?『千と千尋の神隠し』の隠された秘密!



ジブリを代表する名作「千と千尋の神隠し」は、主人公の千尋が神様専用の銭湯で働く物語になります。

そんなファンタジックで突飛な設定に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、そんな「千と千尋の神隠し」の舞台に何故、銭湯が選ばれたのかについてご紹介します。




■風俗という説もあるが銭湯というイメージが強い

神様専用の銭湯「油屋」という設定を踏まえ、都市伝説の中には「風俗店をイメージしたもの」というような説もあります。

ですが、宮崎監督は「ボクにとって銭湯はいつも不思議な空間だった」と語っています。

もちろん「風俗店」という見方もあるかもしれませんが、宮崎監督が大切にされたのは、様々な人が裸で行き交う昔ながらの銭湯の不思議な姿だったのかもしれません。


■銭湯の魅力

神様が集まる場所というならば、銭湯以外にも様々な場所を想定することができたはずです。

しかし、「温かい風呂に入る場所」というイメージによって「千と千尋の神隠し」という物語から温かさを伝えることにも成功しているといっても過言ではありません。




■神様は何をしに来ているの?

「神様」というと万能の存在であり、疲れやストレスを感じない生き物というイメージを抱かれている方も多いでしょう。

しかし、「千と千尋の神隠し」に登場する神々は、神々しい神々というよりも人間の生活の傍で活躍している神様として神を登場させています。

湯につかりリラックスする神々を描くことで、監督は神様が身近な存在だと伝えているのではないでしょうか。


■湯屋ではなく「油屋」なの?

銭湯というのだから、油ではなく「湯屋」という方が銭湯の名前としてはしっくりくるかもしれません。

しかし日本では、古くは油は塩や水のように穢れを落とすために使われていたアイテムでした。

だからこそ、神々が穢れを落とす場所である銭湯の屋号には「湯屋」ではなく「油屋」と使われているのです。




■おわりに

ジブリ映画の魅力として魅力的な舞台があり、「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」などが挙げられます。

しかし、数ある作品の中で舞台に込められた想いが一番強いのは「千と千尋の神隠し」といえるのではないでしょうか。