異端のジブリヒロイン!「もののけ姫」のサンの意味に迫る!



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ジブリ映画「もののけ姫」をご覧になられた時、多くの方が「ん?もののけ姫、主人公じゃないよね…」と思われたのではないでしょうか。

終盤になるまで彼女が何を考え、どうして人を憎むのかも分かりません。

そんなジブリヒロインの中では異端となる存在、もののけ姫サンの意味についてご紹介します。




■あえて異端なヒロインを描いた

ジブリ映画のヒロインというと、「天空の城ラピュタ」のシータや「となりのトトロ」のサツキ、などを連想される方が多いでしょう。

笑顔を絶やさず、決して恵まれていない環境でも精一杯生きているヒロイン達の姿は非常に魅力的です。

もちろん、サンも見た目は魅力的なヒロインですが、なかなか笑顔を見せようとはしません。さらにアシタカと出会う登場シーンでは、口元を真っ赤に血で染めています。

おそらく多くの人が、そんな美しくも恐ろしさをはらんだ妖怪のような少女の姿にドキリとさせられたに違いありません。

そんなサンが異端であるのには理由があります。

そもそも「もののけ姫」は、これまでのジブリ映画とは一線を画した存在であることを宮崎駿監督は伝えたかったのです。

ただのエンターテイメント作品ではなく、伝えたいものがあるということを、今までとは全く違ったヒロインを登場させることで伝えたかったといわれています。




■サンの朱塗りの仮面の意味は?

物語の序盤でアシタカもいるタタラへ、サンは単身で乗り込んできます。そんなサンが被っていたのは真っ赤な仮面でした。

火縄銃で撃たれてしまえば簡単に割れる土の仮面ですが、この仮面には二つのメッセージが隠されています。

まず、古代の日本では仮面には神がかり的な意味があるといわれていました。仮面を被ることで本来の人間の性質を隠し、神や妖怪たちに変身できると考えられていたのです。

そんな仮面をつけたサンは人間としてではなく、「山犬」の神として村を襲ったという意味が込められているのです。

続いて、その色にメッセージ性が存在します。

「赤」というカラーは怒りを表しており、人間の森に対する所業に対して怒りを言葉や表情ではなく仮面の色で表しているのです。




■おわりに

「もののけ姫」のサンは、不思議なヒロインと一言で片づけてしまうには勿体ないほど、様々なメッセージを込められたキャラクターなのです。
 

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