ジブリのマスコット!マックロクロスケが象徴するものとは?



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「となりのトトロ」に登場するキャラクターとして印象的なのが、『マックロクロスケ』ではないでしょうか。

マックロクロスケは黒いふわふわとした物体で、白い眼を持つ可愛い妖怪のような生物です。このマックロクロスケは「となりのトトロ」だけでなく「千と千尋の神隠し」にも登場します。

今回は、そんなマックロクロスケが作中で持つ意味についてご紹介します。




■不安をあらわしたキャラクター

マックロクロスケが初めて登場するのは「となりのトトロ」で、サツキとメイが台所の扉を開けるシーンです。

部屋一面を覆うようにして存在していたマックロクロスケの存在に、サツキとメイは驚かされます。

一見コミカルに描いているシーンですが、このマックロクロスケ達はサツキとメイの不安の表れでもあります。

都会から引っ越し、母親は入院している状態で知らない場所で暮らし始める。大人だとしても不安に思わない人はいないでしょう。

そんな二人が抱える大きな不安を、マックロクロスケは表現しているのです。

もちろんサツキとメイはそんな不安に押しつぶされることなく、持ち前の元気さで不安を吹き飛ばします。

ゲラゲラと笑う姉妹に、マックロクロスケ達はスゴスゴと家から立ち退いていきます。




■不安と向き合った千尋

マックロクロスケは「となりのトトロ」だけでなく「千と千尋の神隠し」にも登場します。

それでは、「マックロクロスケ」=「主人公の不安」と捉えて作品をチェックしてみましょう。

物語の序盤で油屋にやってきた千尋を、無数のマックロクロスケが取り囲むシーンが登場します。

両親が豚になってしまった、元の世界に戻れるか分からない、という不安に押しつぶされそうになっている千尋の心理を表したシーンともいえるでしょう。

更に、油屋を出る前に、再びマックロクロスケ達が靴や服を持って登場します。

言葉をしゃべることができないマックロクロスケに対して千尋が「ありがとう」と声をかけるシーンは、いきなりマックロクロスケを叩き潰すメイとは対照的です。

このことからも分かるように、千尋は自分が抱えている不安をサツキやメイ達のように吹き飛ばすのではなく、受け入れることを選択したことがうかがえます。




■おわりに

可愛いだけではなく、登場人物の心理描写にもキャラクターが使われるという点が、宮崎監督ならではの手法ともいえます。
 

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