30分~20時間まで!動物たちの睡眠時間の秘密!



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人間だけではなく、動物にとって睡眠はとても大切なものです。

近年では睡眠不足が様々な病気の要因となることが判ってきており、睡眠法が注目を集めています。

動物は種類によって1日に必要な睡眠時間が違います。

1日30分しか寝ない動物から20時間以上寝て過ごすものまで実にさまざま。そんな動物たちの睡眠についてのお話です。




■肉食動物は長く眠り、草食動物の眠りは短い

一般的な傾向として、肉食動物は1日の睡眠時間が長く、草食動物は短いことが知られています。これは捕食する食べ物の違いが大きく影響しています。

肉は高タンパク・高カロリーで、生命を維持するのにさほどの量を必要としません。

この事は、見方を変えればより少量の食べ物を摂取すればよい=食事にかかる時間が短くて済む、ということも意味しています。

植物はカロリーが低く、必要量を摂取するためにはより多くの時間が必要になります。だから、多くの草食動物は1日の大半をひたすら食べることに費やす必要があるわけです。

また、肉食動物の捕食対象である草食動物は、外敵から身を守るため、常に周囲を警戒する必要があり、そのことも睡眠時間の少なさに影響しています。

いつ肉食獣に襲われてもおかしくないから、オチオチ寝てもいられない・・・ということですね。


■睡眠時間の長い動物

<コアラ・ミツユビナマケモノ>

最も睡眠時間の長い動物として知られているのは、コアラとミツユビナマケモノです。

両者ともに草食動物であり、上で紹介した原則に当てはまらないのですが、これにはれっきとした理由があります。

コアラとミツユビナマケモノに共通しているのは、両者ともに他の動物の食べない毒のある植物を食べる動物、ということです。

これらの植物は大量に食べることができず、また消化も悪いために、コアラやミツユビナマケモノは消化と体力温存する必要から、1日の大半を寝て過ごす必要があるというわけです。


<ライオン>

ライオンは1日のうちの15時間を寝て過ごします。

獲物の肉は高カロリーであることに加え、いつでも捕まえて食べることが出来るわけでもないことから、狩りをする体力を温存する意味でも、長い時間眠る必要があるわけです。


<犬・ネコ>

人間にとって身近な動物、イヌやネコは1日に13時間程度の睡眠を必要とします。

ネコは良く寝るというイメージがあると思いますが、イヌがネコと同じくらい寝ているというのは、意外に感じる人も多いかもしれません。

ネコはライオンと同じ理由から体力の温存のため、もともと睡眠時間が長い動物でしたが、人間に飼われるようになると、その狩りも必要なくなった為、更に睡眠時間が伸びたとされています。

イヌの睡眠には特徴があります。それは、睡眠時間の8割をノンレム睡眠と呼ばれる浅い眠りの状態で過ごすということです。

ノンレム睡眠は脳が休息状態に入っているが身体が起きているという状態を意味し、寝ている時でも周囲の様子に気を配り、わずかな物音でもとっさに反応できるようにしている、というわけです。

イヌの寝ているところをあまり見ないのは、人間が接近する気配に気づいてすぐに目を覚ますからかもしれません。




■睡眠時間の短い動物は

<草食動物>

ウマやウシ、ゾウといった草食動物になると平均の睡眠時間は1日3時間程度しかありません。これは前述の通り、彼らが草食であることと大きな関係があります。

特に大型の草食動物は、その身体を維持するために大量の草や葉を摂取する必要がありますが、必要十分量を確保するのは大変です。

だから彼らは一日中移動しながら、その大半の時間を食事に費やす必要があるわけです。


最も睡眠時間が短い動物>

もっとも睡眠時間が短いとされているのはキリンです。

キリンは1日2時間程度しか睡眠を取りません。しかも、これは立ったままの状態で取る仮眠の時間で、座り込んで完全に身体を休めた睡眠は、1日わずか20分程度しかとらないと言うのですから驚きです。

キリンがこれだけ短い睡眠時間で生きていけるのには、身体の代謝率が低いことも理由として上げられます。

睡眠には身体を休めると同時に脳細胞を修復するという重要な役割がありますが、大型草食動物であるキリンは代謝率の低さから、脳細胞の修復があまり必要ではないとされているのです。


■人間の場合

人間が健康的に生活するために必要とされる睡眠時間は8時間と言われていますが、実はこの8時間という長さには明確な根拠がありません。

学術調査により、人間の睡眠時間は平均で7~9時間の間に最も多く分布していることがわかっています。その平均の中間値である8時間が、統計的に人間の理想的な睡眠時間と言われているに過ぎません。

ちなみに、人間に近い類人猿であるチンパンジーやヒヒ、アカゲザルなどの猿の仲間は平均して9時間程の睡眠を取るそうです。

もしかすると、人間ももう少し睡眠時間を長く取った方が良いのかもしれませんね。




■おわりに

日頃忙しいと、どうしても睡眠時間を削りがちですが、たまには健康のためにもゆっくり寝てみませんか?
 

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