うわっもったいない!1億円以上の世界的名車が倒木で半壊に!?



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倒木や落石による不意の事故で自動車が破壊される、と言った事例は時折起こることもあり、決して注目を浴びるような珍しいことではありません。

しかし2014年6月、富山県で起きた倒木による自動車の全損事故は、多くの人の注目を浴びました。

なぜなら、その事故で壊れてしまった自動車というのが、日本の自動車の歴史上もっとも有名な名車のひとつ・・・『トヨタ2000GT』だったからです。




■落札価格、なんと1億2000万円!

2013年、アメリカのクラシックカー専門オークションで、日本製のクラシックカーが115万ドル(1億2000万円)で落札され、世界的な話題になりました。

このクラッシクカーこそが、幻とも言われるスポーツカー『トヨタ2000GT』だったのです。

2000gt


トヨタ2000GTは、トヨタ自動車とヤマハ発動機の共同開発で1967年~1970年にかけて生産されたスポーツカーです。

発売当初の価格は238万円。これは大卒のサラリーマンの初任給が26000円程度だったこの時代においては、超高級車の部類に属しました。(2000年代の価格に換算すると、およそ1200万円~2000万円程度)

その洗練されたフォルムや高級感あふれる内装、そして高い性能から高く評価されましたが、生産するほどに赤字が出るほど手間のかかる車種でもあったことから、生産期間はわずかに3年、生産された台数は337台にとどまりました。

トヨタ2000GTが世界的な知名度を得るきっかけとなったのは、人気映画『007』シリーズに登場したことでした。

1967年に公開されたシリーズ第5作『007は二度死ぬ』に、主人公ジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)の乗る、いわゆる”ボンドカー”として採用され、現在も最高人気を誇るボンドカーと言われています。




■修復の匠が集まって始まった『復活プロジェクト』

不幸な事故が起こったのは、2014年6月8日のことです。

富山県にある合掌造りの集落で有名な五箇山の国道で、街道沿いに立っていたブナの巨木が突然倒れ、ちょうどその真下を走っていた自動車を直撃しました。

運転していた28歳の男性は軽傷で済みましたが、自動車の方は完全に押しつぶされる形となり、ほぼ全壊してしまいました。

2000gt_toboku


ニュース映像を見たカーマニアたちが、事故にあった自動車がトヨタ2000GTではないかとネットで話題にしたことから、このニュースは注目を集めることになりました。

当初はこれが実際のトヨタ2000GTではなくそのレプリカではないかという意見もありましたが、破損した車体の写真に、実車でなければあり得ない特徴が確認され、ホンモノのトヨタ2000GTであることが確認されました。

このニュースを見て、貴重なトヨタ2000GTを復活させようと、自動車修理工の名匠たちが2000GT復活プロジェクトを立ち上げました。



2014年6月20日の時点では、プロジェクトの詳細に関しては未定部分が多いということですが、企画を立ち上げたネット番組「ノスタルジックカーTV2&4」では、車の所有者の了解が取れれば、修理作業の工程を番組として放送していく予定とのことです。




■おわりに

時価1億を超える自動車・・・ちょっと考えられない世界ですね。
 

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