減量って怖い!『あしたのジョー』の減量トリビア!



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ボクシングアニメとして普及の名作となっている「あしたのジョー」は、1970年にアニメ化され、続編の「あしたのジョー2」は1980年にアニメ化されました。

未だに熱烈なファンを持つ作品です。

古いアニメですが、若い方でもタイトルくらいは聞いたことがある人も多いでしょう。

そんなあしたのジョーにまつわるトリビアなどをご紹介したいと思います。




■力石徹はある理由により、作者都合で殺された

すでにファンの間では知っている人も多い話です。

「あしたのジョー」といえば、主人公・矢吹丈の宿命のライバルとして力石徹が登場します。

彼とは少年院時代からの因縁の中で、出会った頃すでに力石はプロボクサーとしてデビューしていました。丈がボクシングに目覚めたのも、力石のおかげと言えます。

「あしたのジョー」のハイライトといえば、死闘の末の力石の死です。過酷な減量に加え、ジョーの放ったテンプルにより転倒した際の頭部強打により死亡しました。

でもこの「力石の死」は、実は作者の都合で無理やり殺されてしまったという話です。

「あしたのジョー」は、高森朝雄が原案を書き、それを元にちばてつやが作画して漫画にするという二人での共作でした。

ちばは、高森から最初に力石徹の設定を聞いた時、あまりボクシングにくわしくなかった為、強そうなイメージから大柄で体格良く描いてしまいました。

丈は165cmという設定だった為、頭ひとつ近く大きく描いてしまった力石は175~180cmくらいの長身になってしまいました。

その為力石はウェルター級(66.68kg以下)でデビュー後、フェザー級(57.15kg)で活躍していましたが、丈がバンタム級(53.52kg以下)だった為、更に階級を落して戦う事になります。

175cm以上の長身の男性が、体重53kg以下というのは、相当な減量が必要です。

現実的に考えて、ウェルター級からバンタム級に落とすという事は有り得ない事であり、そのような減量は普通に死にます。

その為、丈との試合後は殺すしかなかったのです。




■過酷な減量方法

矢吹丈自身も「あしたのジョー2」では、過酷な減量に苦しめられます。

丈がプロデビューしたのは16才の時です。その時のプロフィールで身長164.5cm、体重52.5kgでした。

しかし丈が減量で苦しみ始めた金竜飛戦の時は170cm。年齢も19才で伸び盛りの頃です。最終的にはもう少し高かったかもしれません。

かつて力石が苦しんだように、丈もまた身長が伸びて減量に苦しみます。しかし力石と闘ったボクシングという執着の為、階級を上げることはしませんでした。

丈は体重を落とすために、あらゆる方法をとります。

水分を取らないのは当然ですが、サウナに入って汗をかいて体の水分を出します。それでも落ちなければ、下剤まで飲みます。

もう何も出すものが無くなって、最終的には200gを落すために、血を200cc抜くという方法を取ります。

血液も水分ですから、200cc抜けば体重も200g減ります。抜いた直後であれば・・・ですが。

人間の体の60%は水分です。体重を減らすには体から水分を抜くしかないのです。

ちなみに実際のプロボクサーの話によると、ガムなどを噛んで唾液を無理やり出して吐き出すという行為を1時間ほど続ければ、200gくらい減るそうです。

ボクサーの体は筋肉質で、体脂肪率も10%以下です。筋肉を落とさずに体重だけを落すというのは、かなり難しいのです。

ダイエットをする場合とはちょっと次元が違いますよね。




■おわりに

あしたのジョーの「減量」にまつわるトリビアをご紹介しました。

想像を超える過酷さですよね。

そのストイックな所が、ボクサーの魅力でもあります。
 

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