夢の世界を彷徨う男?世界中の人々の夢に現れる謎の人物『This Man』



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他人の夢の世界を訪れたり、逆に自分の夢の中に自分ではない誰かが現れるというアイデアは、SF映画等で良く見かけますね。

近年では『インセプション』が記憶に新しいところでしょう。

もし、そんな人物が実在するとしたら・・・?

世界中の人々の夢の中に現れる謎の人物、通称『This Man』のお話です。




■夢は大脳のデフラグ

そもそも、人はなぜ夢を見るのでしょうか?

人間の睡眠は、脳の活動によって2つの状態に分けられます。

身体が睡眠状態にあるのに脳は活動している『レム睡眠』と、身体と脳が共に睡眠状態にある『ノンレム』睡眠です。

レム睡眠のレムはRapid eye movement、急速眼球運動の略で、この状態の睡眠にあるとき眼球が激しく動くことからこのように称されます。

人間が睡眠時、まずノンレム睡眠に入り、1~2時間後にレム睡眠に移行します。

その後、ノンレム睡眠とレム睡眠の状態を行き来し、レム睡眠は90分に1度、持続時間は2~30分程とされています。

夢を見るのはレム睡眠状態の時と言われ、この状態にあるタイミングで目が覚めると、夢の内容を起きた後でも覚えていることが多いようです。

人間には自分で自覚できる意識(表層意識)と、自分では自覚していない意識(潜在意識)があるとされており、この潜在意識が夢を見る原因になっていると言われます。

またレム睡眠時には、脳に蓄積した大量の短期記憶情報を整理しなおし、長期記憶に変換する作業が脳内で行われているとも言われます。

ちょうど、ハードディスク上の断片化したファイルを整理する、デフラグのような作業と言えるかもしれません。





■2006年頃から出没するようになった『This Man』

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なんともインパクトのある顔をした男ですが、この人物こそが、世界中の人々の夢に出現する謎の人物、通称『This Man』です。

この男の話題がインターネット上で話題になり始めたのは、2006年のことでした。

ニューヨークにある精神科の病院に訪れた、お互いに面識のない男女の患者が、共に同じような内容の夢に悩んでいると訴えたことが始まりでした。

それは度々同じ人物が登場するという夢で、二人には該当する知人はいないという点でも共通していました。

二人の証言に基いて作成した似顔絵が似ていたことから、興味を抱いた精神科医は同僚にこの似顔絵を見せたところ、更に4人の患者が、やはり同じような夢に悩まされていることが判明。

彼らが描いた似顔絵も、先の二名が描いた絵の人物に良く似ているものでした。

医師らが本格的な調査を行うため、この『This Man』に関するサイトを立ち上げて情報提供を求めたところ、2009年の時点で2000件に上る情報提供があったそうです。

その証言はアメリカからヨーロッパ、ロシア、中国からインドに至るまで、ほぼ世界全体に分布しているといいます。


■『This Man』の正体

『This Man』の正体については、幾つかの仮説が存在しています。

神の顔ではないかという説や、他人の夢を渡り歩く特殊能力の持ち主(ドリーム・サーファー)という説もありますが、客観的な説得力のある仮説としては次の3つが上げられるでしょう。


<元型説>
有名な心理学者ユングは、人間の潜在意識には元型(アーキタイプ)と呼ばれる共通した人格の”型”があると主張していますが、そのユングの仮説を借り、この男の像も元型であるとする説です。


<実はその顔を知っていた説>
『This Man』のことをネットで知った人の記憶に男の顔の画像が残り、やがて自分もその男の夢を見たという説です。


<後付の記憶説>
「実はその顔を知っていた説」反対で、何らかの夢を見た後に『This Man』のサイトを見た人が、この男が夢に出てきたと勘違いしてしまう、という説。


また、『This Man』の存在それ自体が、実はインターネットでのデマの拡散について調査するために捏造されたものである、という説もありますが、真偽の程は不明とされています。




■おわりに

確かに、一度見たら忘れられないインパクトのある顔ですね。

『This Man』のサイトは現在でも閲覧することが可能です。

興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか?

見てみる
 

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