『ゴジラ』という恐竜は実在した?映画『ゴジラ』についてのトリビア



お気に入り


2014年5月16日、全米で公開された映画『Godzilla(ゴジラ)』は、初日の興行収入だけで39億円に達し、大きな話題になっています。

日本でも2014年7月25日に公開が予定されており、期待の声が高くなっています。

日本が世界に誇る怪獣映画『ゴジラ』シリーズ。今回は『ゴジラ』についてのトリビアを紹介しましょう。




■実在する恐竜・ゴジラサウルス

怪獣ゴジラの正体について、1954年に公開された初代『ゴジラ』の作中では「ジュラ紀から白亜紀にかけて生息していた海棲爬虫類から陸上獣類に進化しようとする中間型の生物の末裔」と説明されています。

平成時代に入ってから製作された新シリーズでは「南洋の孤島ラゴス島に生存していた恐竜”ゴジラザウルス”がビキニ環礁の水爆実験で発生した放射能の影響を受けて怪獣化した」という設定に一新されています。

実は、”ゴジラ”の名前が付く恐竜は実在します。

アメリカ・ニューメキシコ州で化石が発見され、1997年に新種として登録された肉食恐竜”ゴジラサウルス”がそれです。

ゴジラサウルスは三畳紀後期(2億2000万年~2億900万年前)に生息していた、当時としては最大級の肉食恐竜で体長5.5メートル、体重は150kg~200kg程度だったと考えられています。

命名者のケネス・カーペンター博士は怪獣マニアとしても知られており、アメリカでも『怪獣王』として名高い『ゴジラ』の名前にあやかって命名したということです。

ちなみにゴジラサウルスの学名の綴り”Gojirasaurus”が『ゴジラ』の英語表記”Godzilla”と違うのは、日本語の”ゴジラ”の発音に準拠するため、ということです。


■どんどん大きくなっていくゴジラ?

1954年の映画『ゴジラ』に登場した怪獣ゴジラの身長は50メートルと設定されていました。この設定は1975年に公開されたシリーズ第15作『メカゴジラの逆襲』まで踏襲されました。

『メカゴジラの逆襲』から9年後、1984年に公開されたシリーズ16作目の『ゴジラ』では、ゴジラの身長は80メートルと、初代の設定より30メートルも高く設定されました。

更に1991年に公開された18作目『ゴジラvsキングギドラ』では身長100メートルに変更、以降、シリーズ22作目の『ゴジラvsデストロイア』まで継承されました。

ゴジラの身長が高くなったのは、舞台となる街、特に東京の発展により、超高層建築が増加していったということが大きな理由となっています。

1954年版ゴジラの時代には超高層ビルはまだ存在していませんでしたが、1984年版が公開される時代になると、すでに12もの超高層ビルが新宿に建設されており、身長50メートルのゴジラでは巨大感や威圧感を出すことが難しくなってしまったのです。




■ゴジラの鳴き声は楽器の音色から?

『ゴジラ』を強く印象付けるものとして、あの”鳴き声”を忘れるわけにはいきません。



この印象的な”鳴き声”がどのようにして生み出されたのか、正確な記録が残っておらず詳細については幾つかの説が存在しています。

しかしどの説も『ゴジラ』の音楽の作曲家伊福部昭が、弦楽器のコントラバス(もしくはその弦)を使って作ったという点では共通しており、この点に関してはほぼ事実と考えられます。

1998年に製作されたローランド・エメリッヒ監督によるハリウッド版『GODZILLA』は、原作からの改変ぶりが話題となり、物議をかもした作品でした。

ただ、この鳴き声だけは本家と同じ音素材を用いており、鳴き声が『ゴジラ』にとっては極めて重要なものであることを示しています。


■ゴジラが空を飛んだことがある?

『ゴジラ』シリーズには空を飛ぶ怪獣が幾度も登場しています。

翼竜プテラノドンが突然変異したとされるラドン、巨大な蛾の怪獣モスラ、大きな翼と3つの頭を持つ黄金色の怪獣キングギドラ等。

いずれも空を飛ぶことでゴジラを苦しめた強敵という印象が強い怪獣ばかりですね。

ゴジラにはもちろん翼はありません。よって、空を飛ぶことも出来ない……と思われている方も多いと思いますが、実は全シリーズ中1度だけ、自力で空を飛ぶシーンが存在しているのです。

それはシリーズ第11作目の『ゴジラ対ヘドラ』に登場する作中、ゴジラと敵対する怪生物ヘドラが空を飛んで逃げようとした際、ゴジラがその後を追って、口から熱線を吐いて後ろ向きに空を飛び追いかけるシーンです。

同作の監督が、これまでのシリーズにないシーンを描こうとしたことから発案されたアイデアでしたが、このアイデアはプロデューサの猛反発を招き、制作スケジュールに支障をきたしたということです。




■おわりに

今回のハリウッド版2作目『ゴジラ』は、シリーズ全体のリブート作品と位置づけられているということです。

『ゴジラ』シリーズがこれからどんな展開を見せていくのか、期待したいところです。
 

お気に入り


あわせて読みたい


【スポンサーリンク】