スネ夫について考察してみたら『のび太』以上に可哀想だった



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「ドラえもん」で、微妙な立ち位置に居ると思われるのが、スネ夫です。

『お金持ち』以外には何のとりえもなさそうな少年ですが、「ドラえもん」にはなくてはならないキャラになっています。

そんなスネ夫を冷静にキャラ考察して見たいと思います。




■プロフィール

スネ夫は、のび太と同じ小学4年生です。身長は135cmで、のび太よりも5cm低いのが劣等感になっています。

ちなみに現在の日本人小学4年生の平均身長は133cmですから、決して平均よりも低い訳ではありません。むしろのび太が140cmというのが驚きです。

スネ夫はお父さんが会社社長なのでとても裕福です。月のおこずかいも1万円だとか。

趣味はプラモ作り、ラジコン、読書(特に漫画)、テレビゲーム、ジオラマ撮影、恐竜、鉄道模型製作、切手収集、アニメーション制作と多彩。

手先が器用な事もあり、多彩な趣味からも伺えるように、将来はデザイナーになりたいと思っていますが、実際には貿易会社の社長になります。

このようなプロフィールからは、典型的な「お金持ちのボンボン」という感じです。

しかし彼が「スネ夫」というキャラで、個性を確立しているのは、やはりその性格にあるのではないでしょうか。


■ナルシスト

スネ夫というと、いつも自慢話をしている場面が多いです。お金持ちゆえのレアなコレクションの自慢や、リッチな体験談の自慢話などをするのが大好きです。

また彼はかなりのナルシストで、鏡で自分の顔を30分も見続けたりしています。

スネ夫は自分を称して「僕はお金もあるし頭もいいし顔も綺麗だけど、身長が低い事だけが悩みなんだ」と言いますから相当なナルシストでしょう。

でも皆さんはスネ夫のルックスは当然知っていますよね?キツネ顔で、とても「綺麗」とか「ハンサム」という部類の顔ではありません。

それなのに自分を「綺麗」と思ったり、自慢したりするその姿が、どこか滑稽でキャラの個性になっているのではないでしょうか?




■いじめられっ子

スネ夫のイメージとしては、いつもジャイアンと一緒にのび太をいじめる「いじめっ子」という感じがしませんか?

ジャイアンの腰巾着のようにいつもくっついて、ジャイアンがのび太を暴力でいじめるのに対して、スネ夫は精神的攻撃でいじめをする・・・そんな「いじめっ子」のイメージがあると思います。

でも実際には、スネ夫自身も、のび太同様にジャイアンからいじめられる事も多く、自慢のおもちゃをジャイアンに取り上げられて泣く様は度々見られます。

また同じくジャイアンにいじめられるのび太が、ドラえもんのひみつ道具で仕返しをする際に手助けをしたり、ジャイアンが迫ってきている事を、のび太に警告したりするなど、

多少はのび太と同じ「いじめられっ子」としての自分の立場を自覚していて、決してジャイアンに絶対服従している訳ではないようです。


■意外とかわいそうな子?

スネ夫は、のび太に対して「身長」という部分で劣等感を持っていました。しかし彼の「お金持ち」というバックボーンが、そんな劣等感を払拭できるものであり、自慢話をしたり、のび太にだけおもちゃを貸さなかったりすることで、優位に立っていました。

しかし、のび太がドラえもんを手に入れた時から、その歯車がかみ合わなくなっていきます。どんなに自慢のコレクションを見せても、のび太はそれよりももっと良い物をドラえもんから貰ったりします。

例えば、「ハワイに行った」と自慢すると、のび太はドラえもんの道具で、自分だけの島を手に入れたり、どこでもドアでハワイに行けたりします。

スネ夫の唯一の優越感を、ことごとく否定されてしまう訳です。

ドラえもんが居る限り、スネ夫は永遠にのび太に勝つことが出来ない。さらにはジャイアンからはいじめられる。・・・普通だったら絶望して立ち直れないでしょう。

のび太よりも、ずっとかわいそうな子かもしれません。




■おわりに

そんなスネ夫ですが、今日も元気にのび太に自慢話をし、精神的ないじめを繰り返します。
そのくじけない精神はどこから来ているのでしょうか?

それは「自分が一番好き」「自分が一番優れている」というナルシスト精神からではないでしょうか?

さすが「ドラえもん」のレギュラーの座にいるだけの事はありますね。
 

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