新しいスポ根アニメと昔のスポ根アニメの決定的な違いって?



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現在放送中の人気アニメ「ハイキュー!!」は、高校バレーを題材にしたNewスポ根アニメです。

「Newスポ根アニメってなんだよ!」と思われるかもしれませんが、作品のジャンルを説明するにあたり、上手い言葉が無いので、勝手に作りました。すみません。

そんな「Newスポ根アニメ」について検証したいと思います。




■Newスポ根アニメとは

一昔前まで流行っていたスポーツアニメは「スポ根」と呼ばれていました。

「スポーツ」と「根性」を合わせた造語で、主人公があらゆる困難を、血のにじむような特訓をし、努力と根性だけでひたすらに競技に打ち込むという作風で、『巨人の星』や『アタックNo.1』『エースをねらえ!』『あしたのジョー』などの作品がそうです。

ところが『タッチ』という努力や根性とは無縁で、恋愛要素まで取り入れた新しいスポーツアニメが登場し、『キャプテン翼』という天才型主人公の「ボールは友達さ」で、完全にスポ根は衰退していくことになりました。

しかしそんな中、スポーツアニメから失われていったかに見えた努力と根性は、決して失われたわけではありませんでした。真剣にスポーツをする以上は、練習、特訓は不可欠な要素です。ズバ抜けた才能を持つ主人公ばかりのスポーツ作品も飽きられます。

スポーツアニメを観るファンは、時には努力による青春の汗や涙も観たいのです。

大ヒットとなった「SLAM DUNK」も、主人公の「天才(自称)桜木花道」は、バスケ素人だった為、バスケの基礎を毎日毎日猛特訓しますよね。

現在の放送中の「ダイヤのA」では、自己流のフォームの為コントロールの定まらない主人公沢村栄純、猛特訓でフォームを直し、変則の左投手として成長していきます。

このようにかつてのスポ根のように『必殺技』を生み出すために、血の滲むようなびっくり特訓をしない代わりに、リアルな競技を目指したリアルな猛練習や特訓を描く、今どきの努力と根性を描いた作品を「Newスポ根アニメ」と呼ぶことにしました。




■Newスポ根アニメに見る新しい主人公の形

さて、一番冒頭にタイトルを挙げた「ハイキュー!!」ですが、この作品の主人公と、2007年にヒットした野球アニメ「おおきく振りかぶって」の主人公、この2つのニュースポ根アニメには、共通する新しい今時の主人公が描かれています。

それはどちらの主人公も、「中学時代に悲惨で孤独な部活動経験を持つ」という所です。

「おおきく振りかぶって」の主人公三橋廉は、チームメイトから嫌われいじめを受けており、ピッチャーでありながら、仲間から擁護されることもなく、キャッチャーからは一度もサインを出して貰った事が無いなど、とても孤独な3年間を過ごしていた。

「ハイキュー!!」の主人公日向 翔陽は、中学時代男子バレー部がなかった為、一人で部を発足したものの部員が誰も入らず、サーブやレシーブの練習をまともに出来ないどころか、大好きなスパイクを打ちたくても、トスを挙げてくれるセッターもいなかった。

二人がそれぞれ、そんな境遇でも京義を辞めなかったのは、ただひたすらに「好き」だというだけ。その為、本編である「高校」に入ってから、大きく運命が変わります。

三橋は、阿部というキャッチャーを得て、指示を出してくれるキャッチャーがいるのが嬉しくてたまらず、「ナイピー」と応援してくれる仲間がいるのが嬉しくて堪らなくなります。

日向は、トスを上げてくれる影山というセッターの存在が嬉しくて堪らず、メンバーが揃って試合が出来るのが嬉しくて堪りません。

「運動部の弱小化、衰退化」は、今時の学校事情では笑えない現実として多くみられるようになっていますし、「いじめ」「孤立」も現代の問題になっています。

主人公にそんな過去を背負わせるというのは、また新しい形のスポーツアニメではないでしょうか?




■おわりに

Newスポ根アニメとは別に、「イナズマイレブン」や「テニスの王子様」や「黒子のバスケ」など、すごい必殺技ばかりが炸裂する天才ばかりのスポーツアニメも、まだ好まれ続けているというのも面白い傾向だと思います。

これからスポーツアニメはどのように進化していくのでしょうか?楽しみですね。
 

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