なぜ新選組は女性に人気があるのか?答えは『薄桜鬼』の中にあった!



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アニメ『薄桜鬼』という作品をご存知ですか?女性の間で大変人気の乙女ゲームを原作にした作品です。

この作品は「新選組」を題材とした作品ですが、少し異色な脚色をされた物語となっています。

この『薄桜鬼』の物語を考察しつつ、「新選組」と「女子」の関係についても考察したいと思います。




■『薄桜鬼』の中の新選組

「薄桜鬼」は新選組を題材にしていますが、主人公を含め新選組の隊士たちが「鬼(羅刹)」となるという要素を取り入れた異色時代劇です。

主人公の雪村千鶴が父を捜しに京都を訪れ、そこで新選組と出会い、共に父を探す物語で、恋愛要素の絡んだ歴史アドベンチャーというジャンルの乙女ゲーを原作としています。

『薄桜鬼』の世界には、「鬼」が存在し、普段は人の姿で身を隠しながらも、子孫を残す為仲間を求めています。

雪村千鶴は、実は純潔の鬼で、女鬼は珍しいため、仲間の鬼から狙われています。

また『羅刹』という鬼のような異形の存在も居ます。羅刹は鬼のようですが、元は人間で、「変若水」という薬を飲むと羅刹に変貌します。羅刹とは、西洋の鬼(吸血鬼)のことで、日本の鬼と異なり角がありません。

そしてこの世界では「しんせんぐみ」は2つあります。

1つは「新選組」で、歴史上の新選組と似たものです。もう1つは「新撰組」で、これは羅刹となった隊士で組まれたもう1つの新選組となっています。後に「羅刹隊」と名前が改められます。

「鬼」というと、日本のファンタジーを代表する異形の魔物です。

なぜ「新選組×鬼」というコラボを作り出したのかは不明ですが、「和製ファンタジー」風にするならば、龍・鬼・天狗の三大魔物は欠かせない物でしょう。

そして「新選組」は、女性に最も人気の歴史上の人物です。




■なぜ女性は「新選組」が好きなのか

そもそも日本人には「判官贔屓(ほうがんびいき)」という精神があります。ちなみに判官贔屓とは、「弱い立場に置かれている者に対して同情を寄せる」というものです。

新選組は、京都を荒らす反幕府勢力を取り締まる警察活動の為に集められた組織で、幕府の「汚れ役」を命がけでさせられていました。

にもかかわらず、何も見返りの無いまま戊辰戦争などの旧幕軍の駒として使われ、若者たちがその命を散らしたことから、「判官贔屓」の人々の心を打ったと思われます。

また人気のもう一つの要因は、司馬遼太郎の「燃えよ剣」という小説が最も大きいと言われており、この小説で描かれている土方歳三や沖田総司などの隊士が、とてもかっこよくて、ドラマや映画、舞台などにも何度もなったというのが、女性人気の秘密だと思われます。

最近でも大河ドラマ「新選組!」で、人気の若手俳優たちが、新選組隊士を好演し、若い女性たちを虜にしたのは記憶に新しいでしょう。

また「新選組」は、歴史上の人物としては珍しい「友情」があるからだという説もあります。

従来歴史上の人物、戦国時代の武将などには「主従関係」や「ライバル関係」はありますが、「友情」はなかなか存在しません。

「新選組」は、隊長と隊士という関係はありつつも、そこには「主従」という関係は無く、近藤と土方や、土方と沖田、原田と永倉というような隊士同士の友情が描かれることが多く、それが女性の心を掴んだと言えます。




■おわりに

「和製ファンタジー」と「新選組」という一見異色のコラボのようですが、若い女性が大好きな要素を多く取り込んだこのコラボが、「薄桜鬼」の人気の要因だという事は明確だと思います。

そこは、女性達の「萌え」ポイントがあるようです。
 

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