「おおきく振りかぶって」はなぜ人気なのか?その秘密を探ってみた



お気に入り
Ameba
Mixi
Facebook


2007年に放送された「おおきく振りかぶって」は、正当派の野球アニメです。

原作は月刊「アフタヌーン」で連載中の人気漫画で、野球という題材の作品にはめずらしく男性女性関係なく幅広い人気を誇っています。

そんな「おおきく振りかぶって」の魅力と、野球と言う題材について考察したいと思います。




■従来の野球漫画と違う部分

『おおきく振りかぶって」という作品は、割とリアルに描かれた野球アニメです。

西浦高校という埼玉県の公立高校を舞台に、発足したばかりの1年生しかいない野球部の物語です。

まずこの時点で、従来の作品とは違う事が分かります。

従来の野球アニメの場合は、

・弱小野球部が強くなっていく
・天才的な才能を秘めた、今は問題児の主人公が開花して、野球部と共にどんどん強くなっていく
・天才主人公が、更なる強敵と出会い戦っていく物語

などなどが主となるものでした。


新設野球部という題材は、決して初めてと言う訳ではありませんが、全員一年生という所も含めて珍しかったと思います。

また、スーパープレイヤーがいないというのも、新鮮さの一つでしょう。

主人公の三橋 廉は「ずば抜けたコントロール力」という以外は、投げれる球種も少なく、スピードも遅いという至って平凡なピッチャーです。もちろん「必殺技」もありません。

集まった部員も10人と、ほとんどがレギュラーになれるギリギリの人数で、みんなで手探りでチームを作っていくという感じが、観ている側にキャラへの感情移入をさせやすくしたのではないかと思われます。




■原作者が女性と言うポイント

この「おおきく振りかぶって」の原作者は女性です。

その為、青年誌に描かれた(青)少年漫画でありながら、女性作家ならではの視点が生かされています。

そもそも少年漫画と少女漫画の違いでよく言われることは、「少年漫画はアクション重視、少女漫画は心理描写重視」と言われます。

もちろん描かれる題材自体が、少年漫画と少女漫画では大きく違う事もあるので、一概には言えませんが、それぞれの得意分野があると思います。

「おおきく振りかぶって」は、主人公の三橋の細かな心理描写や、キャッチャーの阿部との間のやりとり、他の部員たちの心理描写などが、とても細かく描かれています。

また『父母会』をリアルに描いている部分も珍しいのです。それぞれのメンバーの「母親」がとても細かく描写されていて、「息子と母親」の関係性もリアルに思えます。

アニメ化になるにあたりアニメのスタッフは、作画監督の谷口淳一郎を始め野球に詳しいスタッフからたくさん勉強したそうです。

原作の良さを生かしつつ、男性得意のリアルなアクションをつけた作画や、バットの芯に当たった音やチップの音などの実録の効果音を使った演出などが、この作品をとても魅力的にしていると思われます。




■おわりに

「野球」を題材にしたアニメは本当にたくさんあります。

昨今はサッカーブームの影響で、サッカーアニメも増えてきて、競技人口もサッカーが増えつつあり、野球人口が減っているという声もあります。

それでもやっぱり野球アニメが次々とヒットするのは、日本人に最も親しまれ浸透している作品だからではないでしょうか?

「夏の高校野球」で盛り上がるのも、涙と汗の青春群像が、日本人は大好きだからでしょう。
 

お気に入り
Ameba
Mixi
Facebook


あわせて読みたい


【スポンサーリンク】