日本軍の残した埋蔵金?タイに伝わる財宝伝説!



お気に入り
Ameba
Mixi
Facebook


滅亡した国家や衰退した勢力が残した隠し軍資金や埋蔵金と言った話は、日本のみならず世界各地に存在します。それはある意味で、普遍的なロマンなのかも知れません。

タイで、国立公園の中にある洞窟の地面を掘り返したとして4人の男が逮捕されました。

彼らは第二次世界大戦中、日本軍がこの地に残した『財宝』を探すために地面を掘っていたというのですが……。




■実在した日本軍の財宝……山下財宝

フィリピンには現在でも、日本軍が撤退時に残していった隠し財宝の存在にまつわる都市伝説が存在しています。

それは大戦末期にフィリピン防衛戦の指揮を執っていた山下奉文陸軍大将の名前にちなみ、『山下財宝』と呼ばれています。

フィリピンで流布している都市伝説によれば、『山下財宝』とは日本軍が東南アジア各所から徴発した金銀財宝であり、

フィリピン経由で日本へ海上輸送を試みるも、戦況の悪化で断念せざるを得ず、どこかに隠されたままになったと言われています。

戦後、実際にフィリピンのジャングルから大量のニッケルのインゴットや財宝が発見されたことから、この都市伝説の信ぴょう性は強化されました。

しかし、実際には、ニッケルインゴットは1942年のフィリピンの戦いで降伏した米軍が残したもの、財宝はフィリピンに入植していた日本人が引き上げ時に残したものが判明しており、都市伝説にあるような日本軍の隠し財宝ではありません。

ただ、実際に『山下財宝』とされる物は現実に存在しています。

米軍が日本の占領下にあったフィリピンで経済混乱を狙って偽造通貨を拡散させたことに対抗し、日本が現地の兵站維持のために使用することを目的として現地に持ち込まれた『マル福金貨』と呼ばれるものがそれです。

現地に持ち込まれたマル福金貨は25000枚に及んだと言われていますが、撤退戦の混乱の中で喪失してしまいました。

現在では稀にコイン店などに流通することがあり、運が良ければ誰でも入手することが可能です。




■タイにも伝わった日本軍の財宝伝説

フィリピンで戦後発見されたニッケルインゴットや日本人の残した財宝の噂はタイにも伝わり、それはいつしか、タイ国内にも日本軍の残した財宝が眠っているという根拠のない都市伝説を生み出す原因となりました。

2014年4月、タイ西部に位置するカンチャナブリ県の国立公園で4人の男が逮捕されました。

カンチャナブリ国立公園は映画『戦場にかける橋』の舞台となったことでも有名な地域で、敷設された鉄道線路や連合軍共同墓地などが点在し、今でも見ることが出来ます。

男たちは機材を持ち込み、国立公園敷地内の洞窟で無許可の採掘作業を行っていた容疑で逮捕されました。

採掘作業の現場になったのは直径1~2メートル、奥行きは30メートル程の洞窟で、通気用のエアダクトが設置されているなど、本格的な採掘作業が行われていたと考えられています。

逮捕された男4人はいずれも雇われた鉱夫でしたが、彼らの証言によると、雇い主は日本軍の財宝を探すために、男たちに採掘作業をさせていたといいます。

カンチャナブリ国立公園には、フィリピンから伝わった都市伝説の影響で、日本軍の財宝が眠っているという噂が根強く残っていると言います。

今まで、財宝らしきものが発掘された事実はありませんが、財宝探しのために公園区域で採掘を行う者は後を絶たず、問題になっているということです。




■おわりに

そういえば、日本でも”M資金”や”武田の埋蔵金”といった噂話を信じる人が、今でも結構いるようですね。

一攫千金を夢見る人にとって”隠し軍資金”の噂はやはり相当に魅力的に見える、ということでしょう。
 

お気に入り
Ameba
Mixi
Facebook


あわせて読みたい


【スポンサーリンク】