32年ぶりに解禁!全米で唯一アーケードゲームを禁止していた町



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今では家庭用どころか、携帯ゲーム機で遊ぶのが当たり前になったコンピュータゲームですが、

普及し始めた当初は、ゲームセンターや、喫茶店等に置かれたテーブル型筐体で遊ぶしか、手立てがありませんでした。

ゲームセンターやゲーム機のある喫茶店は不良の溜まり場と呼ばれ、PTAや警察の規制の対象になることも多かったのですが、それは日本だけでなくアメリカでも同様の現象だったようです。

全米で唯一、アーケードゲーム(硬貨を投入して遊ぶゲーム機)を禁止してた町が、32年ぶりに解禁に踏み切ったというニュースです。




■パソコン普及のきっかけにもなった『スペースインベーダー』

コンピューターゲームの歴史は意外に古く、1912年には既にスペインで、チェスのコマを使った詰め将棋的なゲーム機が開発されていたことが知られています。

1970年代以降、現在のコンピューターゲームのひな形となる様々なゲームが開発されるようになりましたが、

当時一般家庭に普及していたテレビゲーム機やマイコン(現在のパソコン)の性能には限界があり、本格的なゲームを遊ぼうとすれば、専用の施設に設置されたゲームをするしかありませんでした。

硬貨を投入して遊ぶこの手のゲームをアーケードゲームと呼びますが、日本に於いてこのアーケードゲームが爆発的に普及するきっかけとなったのが、株式会社タイトーが1978年に発売した『スペースインベーダー』でした。




『スペースインベーダー』は、それまでのテニスゲームやブロック崩しのような、現実の球技を模したようなゲームとは違い、”敵を撃って倒す”ゲームとして画期的でした。


■社会問題に発展

このゲームの開発が始まった当初、攻撃対象となる敵を人間にする案もありましたが、

『ゲームとは言っても人間を撃って倒すのはどうか』という社内の声を取り入れ、最終的に宇宙からの侵略という設定が用意されたという逸話が残っています。

インベーダーゲームは主にテーブル筐体と言われるテーブル型のゲーム台で普及しました。

全国の喫茶店でもこのテーブル筐体を導入するところが相次ぎ、ブームの真最中には、平日昼間からゲーム代に使う100円硬貨をテーブルに積み上げゲームに熱中するサラリーマンの姿が良く見られました。

その一方で、『スペースインベーダー』遊びたさにカツアゲや窃盗を行う中高生が続出、補導される事件が相次ぎました。

インベーダーのテーブル筐体を設置したゲームセンターや喫茶店は不良の溜まり場となり、PTAや警察から問題視され、社会問題に発展しています。




■アメリカでも社会問題

テレビゲームを設置した店が社会問題になるという現象は、どうやら日本だけではなかったようです。

アメリカでも、『パックマン』や『ドンキーコング』と言った人気ゲームを設置したゲームセンターが社会的に問題とされ、アーケードゲームの店舗への設置を禁止する自治体も少なくなかったようです。

マサチューセッツ州の町、マーシュフィールドも、アーケードゲームの条例でアーケードゲームを禁止した自治体のひとつでした。30年前には珍しくない光景でしたが、

その後、時代の変化とともに禁止令を廃止する自治体が相次ぎ、2014年現在、マーシュフィールドが全米で唯一、アーケードゲーム禁止令のある町になっていました。

実は、1994年と2011年の2度に渡り、禁止令の廃止が町議会に提案されたことがありましたが、2度とも否決されました。

アーケードゲームが風紀の乱れや社会不安を招くという考え方は相当根強かったようです。


■32年の歳月を経て、ようやく解禁されたものの……。

2014年に3度めの廃止案が提案され、ようやく可決、実に32年ぶりに条例が改正されてアーケードゲームが解禁されました。

しかし、町の住人の反応はいささか冷ややかなようです。

年配の世代にはいまだゲームを否定的に見る人が多く、今回の改正を好ましくないと考える人が少なくありません。

また、若い世代はと言えば、『何を今更』という感想を抱く人が大半を占めているようです。

『パックマン』や『ドンキーコング』がゲームセンターでしか遊べなかった時代と異なり、現代ではパソコンゲームや家庭用のゲーム機が普及、いつでもどこでも、ゲームが出来る環境がとっくに出来ています。

今更、アーケードゲーム解禁と言われても、さほど嬉しいと思わないという気持ちも、理解できるような気がします。




■おわりに

スペースインベーダーって、初期の頃は白黒の映像で、筐体のブラウン管に色付きセロファンを貼り付けて、擬似的にカラーにしてたんですよね。
 

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