願いは叶ったのか?魔法少女まどか☆マギカの「願い」を深堀りしてみた



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まどか☆マギカのテーマには、色々と考察がなされています。見る人によって解答が違うのは、この作品がいかに奥深いかの証拠ですね。

脚本を担当した虚淵玄氏は、本作のテーマを『少女の祈りを世界が良しとするか否か』だと語っています。

確かに祈り、あるいは願いが本作の重要な要素です。

また、折衝もテーマの一つに数えられるのだとか。キュゥべえの契約など、そういった要素が出ていますね。




■魔法少女たちの願い

そんな登場人物達の願いですが、ほむらはまどかの救出、さやかは幼馴染の治療、マミは死からの生存、杏子は父親の信頼、と言った具合です。

サブキャラクターも挙げるなら、恭介は指の治療、仁美は恭介との交際が願です。

なお、ほむらの改編を受ける前の時間軸でまどかは、猫を助けたい、という願いで魔法少女になっています。


■魔法少女は報われた?

キュゥべえが願いを叶えた魔法少女は、もちろん全員です。しかし報われたか否かを問うなら、対象は限られてくるのではないでしょうか?

さやかは最終的に魔女化してしまいますし、杏子は魔法少女になった経緯で父親が一家心中を図っています。

マミは孤独な戦いへの原因を、ほむらもアニメ内では自身の願いが本質的に叶うことはありませんでした。願いは救いから生じる二次要素です。

ほむらはまどかとの日常を望んでいましたし、杏子だって幸せな家族を思い描いていたのでしょう。

救い、までの責任をキュゥべえは取ってくれなかったわけですね。もちろん彼?としては、そうなっては困る事情があったのですけどね。




■願い、求めた救い

願望と救済。前者が建前だとするなら、後者は本音です。

目的を成すために手段を用意する。人間が生活する上で、ごく当り前の解決方法でしょう。

それらを掘り下げ続ければ、辿り着く先は幸福への渇望。誰だって幸せな生活を得たくないとは思いません。

魔法少女になる代わりに、キュゥべえは甘い言葉で少女達に近付きます。それはある意味、現実世界でも目撃する光景ではないでしょうか。

願いを懐いたお陰で、不幸に繋がった例が多いまどか☆マギカ。最終話でまどかは、それ自体が間違っている筈はない、と結論を下します。

しかしそんな彼女の願いは、ほむらが願うまどかの救済とは違っていて・・・

実はこの作品、本当に報われたのはまどか位なんじゃないでしょうか?




■おわりに

新生魔法少女の哲学を考えると、どんどん深みに嵌まっていきそうですね。答えは虚淵さんの中にあるのか、はたまた彼は疑問を投げかけたに留まるのか・・・

今後とも、同作の展開に期待したいところです。
 

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