「NHKが本気を出した」と言われる隠れた名作アニメを知っていますか?



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NHKはこれまで数々の名作アニメを世に残してきました。

たとえば「十二国記」「SAMURAI7」「プラテネス」、最近でなら漫画家をアニメにした「バクマン」。

他にも、原作が手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した「キングダム」、まおゆうの原作者の「ログ・ホライズン」など。

今回は、そんなたくさんの名作を排出してきたNHKの手がけるアニメ作品の中でも、隠れに隠れた名作「精霊の守り人」をご紹介します。




■あらすじ

設定は、日本平安時代のような田園風景の広がる異世界です。そこにはこの世(サグ)とあの世(ナユグ)が重なり合って存在していました。

ある時、この世(サグ)の新ヨゴ皇国、第二皇子チャグムはあの世(ナユグ)の水の精霊の卵を宿します。

新ヨゴ皇国建国時の伝承には、王が大干ばつの際に水の精霊が現れそれを殺し、この地を救い治めたとされており、父親である皇帝がチャグムを密かに殺めようとしてしまいます。

それに気付いたチャグムの母が、短槍使いの女用心棒バルサに皇子を守るよう依頼するところから物語は始まります。


■敵と味方が分かれない「すれ違い」が面白い

この物語のキーポイントは情報の錯誤から起こるすれ違いです。

例えば、民を干ばつから守るため、断腸の思いでチャグム皇子暗殺を計画する皇帝も新ヨゴ皇国の役人も、どうにかできないかと必死になって皇子を救おうとします。

しかし、その気持ちは母や女用心棒のバルサには明かされないまま、すれ違っていきます。

入ってくる情報や見ているもの、目指しているものの差、登場人物たちがそれぞれに背負っている責任や信念、過去が、よりすれ違いを大きくします。




■母と子

そんなすれ違いから、母は意を決して息子のチャグムとともに都から抜け出します。

そこで女用心棒のバルサは「今夜で皇子としてのあなたは死んだ、これからはただのチャグムとして生きるんだ」と言い放ちます。

また、このアニメの最大の謎である「あの世(ナユグ)」の「水の精霊」。

様々な謎と共に、本来は皇族である自分と平民の生活を営む違和感を必死に埋めながら、皇族としてではなく普通の親子として生きていく二人。

「皇族でありながら平民として生きる」という葛藤や新しい出会い、その描写には目をみはらせるものがあります。


■シャーマン、あの世、この世、そして「生命」というテーマ

この作品は「生命」というテーマが随所に散りばめられています。

生き物の営み、循環、自然がいかに人の意思とは別のところで動いているのか、どれだけの恵みを与えてくれているのか、という普段の生活で忘れがちな事柄がたくさん描かれています。

私自身も、このアニメを見てから、散歩中につい自然に惹きつけられ、花や虫を探してしまうようになりました。




■おわりに

この作品は、他にも戦闘シーンの評判がよく、刀と短槍の殺陣の描写も魅力的です。

OPにはL’Arc-en-Cielが使われており、一時期話題になりました。

ありきたりな物語に飽きた方、自然と人間の関わり合いに心を打たれたい方は、一度ご覧になってはみてはいかがでしょうか。
 

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