どっちのが人気なの?東西桜餅対決!



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春を代表するお菓子といえば桜餅。塩漬けの桜の葉を用い、ほのかに香る、あの香りが何とも言えませんよね。

一言に桜餅と言っても、関東と関西では大分様子が違います。

長命寺と道明寺……どう違うか、ご存じですか?




●関東……お寺の門番が発明した長命寺の桜餅

関東の桜餅は『長命寺桜餅』と呼ばれています。

こしあんを小麦粉を焼いて作った皮で巻き、その上に塩漬けの桜の葉を巻くという、現代風に言うならクレープのようなお菓子です。

長命寺という名前は文字通り、お寺の名に由来します。

享保2年(1717年)、隅田川沿いにあった長命寺の門番を務めていた山本新六という人物が、門前の桜の落ち葉を掃除している際に、この落ち葉をどうにか利用できないものかと思い、考案したとされています。

山本新六の創った桜餅は、寺の参拝客をもてなすための茶菓子として参道の露店で売られるようになり、やがて寺の名物として知られるようになり、長命寺餅という名前で呼ばれるようになったということです。

当時、長命寺桜餅は1個4文で売られていました。

単純に今の金額に換算することはできませんが、その値段はおよそ63円~322円の間くらいだったと考えられます。


●関西……道明寺粉で作られた道明寺桜餅

長命寺桜餅が元となって作られたのが関西の道明寺桜餅であると言われています。

道明寺の名前は、餅に使われる道明寺粉に由来しています。

現在の大阪市にある同名の寺で作られたと言われる道明寺粉は、蒸したもち米を粗めに挽いて作る食品で、おはぎなどにも使われます。

あんをこの道明寺粉で作った餅でくるみ、桜の葉の塩漬けで巻いたのが道明寺桜餅となります。




●香りの決め手は桜の葉

桜餅に桜の葉の塩漬けを巻くのは、香りづけをするためですが、他にも、葉を巻くことで餅の水分が飛ぶのを抑え乾燥を防ぐ効果もあります。

桜の葉の特徴である香りは、葉に含まれるクマリンという物質によるものです。

桜の葉の塩漬けは食べることができるので、葉を巻いたまま食べることも可能ですが、クマリンには毒性があり、大量に食べると危険であることが知られています。

現代では餅にクマリン以外の香料で香りづけし、桜の葉を模したビニールを巻く桜餅もあります。


●人気があるのは道明寺桜餅

現代では、長命寺桜餅、道明寺桜餅、どちらも全国的に知られるようになり、二種類の桜餅をどこでも食べられるようになっています。

そうなると、気になるのは長命寺と道明寺、どちらが人気があるのか気になりますよね。

あるアンケートによれば、約8割の人が道明寺桜餅の方が好きだという結果がでているそうです。更にその半数以上が、桜の葉を巻いたまま食べるのが好きなんだそうです。




■おわりに

桜餅の葉っぱは食べられるのに、どうして柏餅の葉っぱは食べられないんだろう……そう思っていた頃が、筆者にもありました。
 

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