蒸気と歯車の世界……スチームパンクについて



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ネットで話題になる映像作品やアート作品の中に、大掛かりで古めかしい、蒸気で稼働するような機械や装置がモチーフとして使われているモノをしばしば見かけます。

『スチームパンク』と呼ばれるジャンルの、魅力的な世界を紹介しましょう。




●”スチームパンク”という用語は1980年代に誕生

後に”スチームパンク”というジャンルにカテゴライズ出来る作品は、古くを辿ればジュール・ヴェルヌに遡ることができます。

『スチームパンク』という用語が創られたのは1980年代、当時流行していたSF小説のジャンルであった”サイバーパンク”の名をもじって誕生しました。

スチームパンクは一種の歴史改変モノのSFといえるでしょう。ガソリンエンジンのような内燃機関が誕生せず、蒸気機関が高度に発達した世界を舞台に展開するストーリーを描くのが特徴です。

ヴィクトリア朝のイギリスや西武開拓時代の文化的意匠が取り入れられることが多いのも、もうひとつの特徴と言えるでしょう。

1990年代以降、『スチームパンク』はより広いカテゴリを内包するひとつのジャンルとして確立されていきます。その影響は文学作品に留まらず、映像や音楽にも大きな影響を与えました。日本のアニメ作品である『天空の城ラピュタ』や『鋼の錬金術師』も、広義のスチームパンクに含まれる作品と言えるでしょう。

『スチームパンク』はテクノロジーと人間の関係を描くSFとしての要素を色濃く持ちながら、レトロ調の意匠をまとうことで、より多くの人に受け入れられ、現在ではアートの1ジャンルとしても成立していると言えるでしょう。





●魅惑的なスチームパンクの数々

・Spieldose



スチームパンクをモチーフとした音楽です。
この作品の他にも「Steampunk Music」で検索すると、たくさんの作品がヒットします。

・VISI goes steampunk at Truth coffee



なんと、スチームパンクをモチーフとしたコーヒーショップです。南アフリカのケープタウンに展開している『Truth』というコーヒーチェーン。その店内には迫力あるスチームパンク風のエスプレッソマシンが鎮座し、まるで映画の中に登場する店のような雰囲気があります。
機会があれば是非行ってみたいところですが、南アフリカはちょっと遠すぎます。

・Easy DIY Steampunk Goggles :)



スチームパンクのムーブメントはDIYの世界にも波及しています。
DIYとは”Do It Yourself”の略称で、自分の生活空間を自分の手でより良くしようという活動の総称ですが、一般的には日曜大工や日用品の自主制作を指すことが多いようです。
市販のゴーグルを改造して、スチームパンク風の小物に仕上げる様子を紹介しています。

・’1884′ Terry Gilliam presents ’1884 Yesterdays Future’… Animation test..



『007スカイフォール』や『12モンキーズ』のCGを担当したティム・オリーブが監督を勤めるCG映画。エグゼクティブ・プロデューサとして、『12モンキーズ』監督のテリー・ギリアムの名前がクレジットされています。

ジョージ・オーウェルの小説『1984年』をモチーフとしたスチームパンクアドベンチャーということですが、詳細は不明。とても気になる作品です。





■おわりに

懐かしくて新しい、スチームパンクの世界。これから、どんな作品が現れてくるでしょうか。期待したいところですね。
 

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