アンパンマンに殺されたことがある?バイキンマンの4つの驚愕トリビア
バイキンマンはアンパンマンを語る上で外せないキャラクターです。
彼の存在なしにはアンパンマンワールドは非常に退屈な世界となったでしょう。
トラブルメーカーな彼のトリビアをいくつか紹介しましょう。
■一度、アンパンマンに殺されたことがある
TVアニメを見る限り、アンパンマンは、ばいきんまんを懲らしめるだけで、トドメは刺しません。しかし、唯一、アンパンマンがばいきんまんを殺した作品が存在します。
それはアンパンマンがTV放送される以前に作られた無声の劇場アニメであり、その時は敗れたアンパンマンをジャムおじさんが巨大化して復活させ、巨大アンパンマンがばいきんまんを日の光に当てて、完全消失させてしまうという話になっていました。
現在では、ばいきんまんは日光でも平気ですが、まだ設定が固まっていない当時だからこそできた作品でしょう。
■幼児向け教材では、常にアンパンマンとイチャついている
アニメでは、たまに共闘する回がありますが、敵同士である設定のためか基本はアンパンマンとは仲が良くありません。
ところが幼児向けの学習絵本やアニメでは、常にアンパンマンとイチャつくという、変なばいきんまんを見ることができます。
例えば、ばい菌なのに石鹸で手を洗ったり、風邪を引いてアンパンマンに看病されて素直に感謝したりと、驚くほどの豹変ぶりを見せているのです。
もっとも、このような様子は教育的教材でしか見ることはありませんが、奇妙な違和感を覚えることは間違いないでしょう。
■バイキン城のモニターのコントローラーはスーパーファミコンのまま
アンパンマンやゲストキャラの行動を常に監視しているばいきんまんですが、ワイヤーフレームというアナクロさながら恐るべき情報収集力をもつ監視モニターのコントローラーは、未だス-パーファミコンのそれのままなのです。
実は当初はファミコンのコントローラーでしたが、割と早い時期にスーパーファミコンに替わりました。しかしそれ以後は一切変更がありません。
ちなみに、劇場版ではドキンちゃんがPSPらしきゲーム機で遊ぶ描写があるので、単に著作権の問題ではないようです。
■女性や子供に対して意外とマメ
ひねくれものの彼ですが、たまに彼を振り回す様な天真爛漫な女性や子供キャラが登場した際には、律儀に彼ら彼女らをフォローしたり、付き合ったりしたりするマメな一面を持っています。
子供キャラに対しては、乱暴な言葉づかいながらも方法や手順を教えたり、女性キャラに対してはボヤきながらも最後まで行動を共にします。
これは、挨拶をして直ぐに他のキャラに相手を任せて、パトロールに行ってしまうアンパンマンの冷たさと対極にあり、ばいきんまんが憎めないキャラである一面と言えるでしょう。
■おわりに
作者のやなせたかしさんは、菌がこの世から消えない限り、ばいきんまんとアンパンマンは永遠に戦い続けると言ったそうです。
パンにはイースト菌が不可欠なので、この言葉には説得力があります。
永遠の戦いと言うのは、東洋的な思想観に思えますが、作者自身は意外なことにクリスチャンのようです。