再びの、鋼の錬金術師VSドラえもん!錬金術について比較検証してみた



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「人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない。何かを得るためには同等の代価が必要になる。それが、錬金術における等価交換の原則だ。その頃僕らは、それが世界の真実だと信じていた。」

これはTVアニメ「鋼の錬金術師」のオープニングナレーションです。

「鋼の錬金術師」では、「等価交換の法則」というものがありました。

「錬金術は、物質を理解・分解・再構築する科学なり。されど、万能の業(わざ)にはあらず。無から有を生ずること、あたわず。何かを得ようと欲すれば、必ず同等の代価を支払う物なり。これ即ち錬金術の基本、等価交換なり。」

これはTVアニメ「鋼の錬金術師 -FULLMETAL ALCHEMIST-」のオープニングナレーションです。




錬金術は魔法ではなく科学である

つまり「鋼の錬金術師」において「錬金術」というのは科学で、決して魔法ではないという事です。

何もない所から、何かを突然生み出す魔法ではなく、物質を錬金により他の物質に作り直す科学。

例えば、マスタング大佐は火を操る錬金術師ですが、何もない所から突然火を生み出している訳ではありません。手袋に書かれた錬成陣を使って、空気中の水素、二酸化炭素、窒素などから可燃物質を錬成し、それに手袋の指先の発火布の摩擦を使って火を起こしているのです。

錬成するには対価となる物質が必要ですが、それだけではなく「錬成陣」も必要です。

「錬成陣」とは、錬金術を発動させるための図式で、複雑な理論やたくさんの器具を使わずに、速攻で発動する為に考案された「魔法陣」です。この錬成陣があって、物質さえ揃っていればいつでもどこでも何でも錬成できるのですから、やっぱり魔法みたいですよね。

主人公のエドに至っては、この「錬成陣」も必要とせず、錬金術を行う事が出来ます。

つまり錬金術師としては、エドって無敵ということになりますね。




ドラえもんも錬金術が使えた?

ところで錬成陣が無くても、物を生み出すことが出来る人物が他にも居ます。それは「ドラえもん」です。

ドラえもんのひみつ道具には、そういう道具もいくつかあります。


<イメージ実体機>
例えばイメージ実体機。

イメージ実体機とは、人の心の中にある「欲しい物」のイメージを読み取り、そのイメージを分子で合成して実体化する道具です。

錬成陣が無くても、心の中に浮かんだものを、分子レベルで合成して実体化してくれるのです。これってやはり錬金術ですよね。

ただし、この道具は1回使用するのにものすごく高額な使用料を請求されるので、そう何度も使う事が出来ないという欠点があります。これではエドに負けてしまいますね。


<バイバイン>
ではバイバインはいかがでしょうか?

物体に「バイバイン」という液状の薬品を振りかけると、その物体が2倍の数に増えるという物です。

物質を理解・分解・再構築の理屈で行くと、同じものを再生するのは有りですが、2倍にするのは等価交換では無くなるのでしょうか?

この「バイバイン」は、実に恐ろしい道具で、止めない限り永遠に倍に増殖を続けていきます。5分毎に倍に増えるので、1個の物体が1時間後には4096個、2時間で約1677万個となります。

ドラえもんの作中では、のび太が「栗饅頭」に振りかけるのですが、食べきれなくてどんどん増殖していき、最後は宇宙の果てに捨てることになります。

しかし実はこの「5分で倍」を計算すると、23時間で宇宙がいっぱいになるようなのです。怖いですね。




■おわりに

さて錬金術に話を戻しますが、この「バイバイン」は前述にも書いたように、等価交換ではないように思います。1個を2個にするのですから、質量保存の法則に反してしまいます。

そうなると錬金術とは違う物になりますね。

ドラえもんの科学よりも、鋼の錬金術師の科学の方が、勝っているという事になるかもしれません。
 

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