「叛逆の物語」とは何のこと?劇場版まどマギの2つの謎を考察してみた



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『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』は、劇場3部作の最後、その後の物語を描いた第3部の新作作品です。

劇場版の制作にあたり、総集編と合わせて新作案が出され、新房監督が「まどかとほむらが敵対するのもあり」と言ったことから構成案が固まったと言われています。

TVシリーズと同じように、いくつもの謎や複線が巧みに織り込まれており、ファンの間でも「1度見ただけでは理解できない」と何度も劇場に足を運んだ人も多いようです。

そこですべての謎解明は無理でも、その一端を考察したいと思います。




■クラシックバレエ

「叛逆の物語」では、チャイコフスキーの三大バレエが、モチーフとして多く使われているといわれています。三大バレエとは、「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「眠れる森の美女」のことです。

変身シーンなどで、バレエのポーズが使われていますが、それだけではなく要所要所にモチーフとして使われているのです。

例えば、ほむらが一人船に乗っている場面で、白鳥が2羽現れたり、ほむらが自分が魔女だと気づくシーンで柱時計がいっせいに0時の鐘を鳴らしたりしています。

また魔女になったほむらの衣装が、オディールの衣装に似ています。オディールとは、白鳥の湖で、白鳥であるオデット姫の振りをして、王子をたぶらかす黒鳥の悪魔の姫です。

他にも糸巻き(眠れる森の美女)が何度か出てきたりしています。それらをチェックしてみると、何かヒントが得られるかもしれません。




■叛逆の物語

新作についているタイトル「叛逆の物語」ですが、一体誰の叛逆の物語なのでしょうか?

新作の主人公はほぼ「ほむら」と言っても過言ではないと思います。つまりこれは「ほむらの叛逆の物語」なのです。

誰に対して?それは「まどかに対して」の叛逆の物語でした。

誰もが「まどかLOVEのほむら」というのを認識しているので、そんな風に言われてもちょっと信じがたいと思われるでしょう。

ほむらは、ループする世界の中で、まどかが魔法少女にならないようにずっと守ってきました。しかし魔法少女の悲しい因果を断ち切るため、まどかは自らが魔法少女となる引き換えの願いとして「すべての魔女を、生まれる前に消し去りたい」と願い、世界を新しく作り変えました。

つまり、ほむらはそれまで守ってきたまどかに出し抜かれた形になったといえます。そこで「叛逆の物語」になります。

ほむらは、魔女をも超えた「悪魔」になり、新しい世界の神となったまどかを神の座から下ろし、普通の少女に戻そうとします。

まどかがみんなのためを思ってやった自己犠牲を、ほむらはまどかの為だけに行います。それはまどかが、神になることを心のそこから望んでいなかったと知ってしまうからです。

「まどかの望みをかなえること」が、ほむらの願いです。ただひたすらに、まどかへの愛を貫くほむら。それはエゴでもあります。

オープニングで、美しい場所を、ほむらはその手で砂地に変えてしまいます。しかしその砂地を、まどかが美しい場所へ戻すという描写が描かれています。

これは魔女となったほむらを、またまどかがその力で救おうとするという啓示なのでしょうか?




今回の作品は、ほむらの「叛逆の物語」でしたが、またループを続け、いつか彼女たちにもハッピーエンドの結末が訪れるかもしれません。

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